0526.みんなあなたのことを好きになる
たにもとゆきさん&飯田さんと果てしなく一緒にのんびりと過ごしていたある日の話。だいたい厨二病をこじらせた感じのばか話を不埒きわまりないテイストで飯田さんとわたしで炸裂させるっていう(ゆきさん呆れまくるっていう)パターンの中、ふと「これからなにやっていきたい?」という仕事の話が始まる。
で、そういえばこのふたりにわたしがやりたい婚活ビジネス案についてまだ話してなかったな!と思って、ちょうどいい機会だったので話してみた。
当初は「ターゲット、メイン顧客は女性」というイメージで構想していたのだけれど、最終的には「男性が顧客」というところに落ち着いたんだよ〜という話をして、「そのひとたちにこんな感じでサービス提供をしてみようと思ってるんだ!」と言ったら、ふたりがまったく同じ微妙な表情をして、まったく同じタイミングで、まったく同じ言葉を言ったのだった。
「それはやめたほうがいい。だってそのサービスをやったとしたら、結果としてその男性たちはみんなあなたのことを好きになって、終わるから」
と。
目が点になるとはこのことか、というくらい「テン、テン、テン....」という目に、そのときのわたしはなっていたと思う。
それくらいの衝撃だった。
え、このサービスに関するこのアプローチが、なぜそうなる?と。
最初、超なっとくがいかない気持ちでいっぱいになり、えーなんでなんで?そうはならないと思うけど!と反論をしてみたものの、最終的にはなるほど、と腑に落ちた。
それは、べつにわたしの女性としての魅力がどーのとかそんな話ではまったくなくて(当たり前だ)、わたしが普段ふつうにだれにでもやっているのと同じように、
相手に全身全霊で興味・関心を持って(まったく下心なしに)、
相手のいろんな話やその佇まいに耳を傾けて(ただ好奇心のままに)、
そこからそのひとの素敵なところ、すごいところ、唯一無二のところを見出して(ぜったいにあるので)、
その無形の宝物たちを、これまた全身全霊で言葉という有形のものにして(文字どおり言葉を尽くして)、
それをただ相手に手渡してあげる(なぜならそれがわたしの喜びだから)。
ということを、されたひとは、
そういうやりとりに不慣れであればあるほど、まるでヒナの刷り込みのようにその目の前の相手を好きになってしまうものだという、単なる”パターンと習性の発動”という話だったみたいだ。ほう.......。
そこでふと思ったことは、
それはたしかに「極意」に近いものなのかもしれない。
人身掌握術としていつでも人間関係において作用しているものなのかもしれない、とちょっと思って、なるほど!と同時になんだかなあ!という気持ちになった。
ヒナの刷り込み的に「わあ〜」と飛びついてしまいたくなるほど、他者(異性)からの愛と関心と注目と承認に飢えてる状態がデフォルトというのがちょっと切ないじゃんね。みんなすてきなのになあ。でもきっとそういうことなのだろう。
みんながあなたを好きになる、の第一段階があるとしたら、きっと「自分を好きになってもらうために、相手に愛と関心と注目と承認を与えましょう」という段階で、それがよくあるモテハウツーの「女子のさしすせそ(「(さ)さすが」「(し)知らなかった」「(す)すごい」「(せ)センスよい」「(そ)そうなんだ」)に反映されているわけだ。
だって愛と関心と注目と承認は、生きていく上でだれもが必要としていることだよね。それはそのとおりだと思う。でも、わざわざがんばってテクニックとしてそれを使わなくたっていい段階というのがある気がする。
みんながあなたを好きになる、の第二段階があるとしたら、きっと「愛と関心と注目と承認を、他のだれでもない”自分自身”に与えてあげること」。
どんな自分も愛していて、いつでも自分に関心があり注目していて、自分のことをほんとうに承認することができていたら、なんかそれだけでぜんぜんオーケーだと思う。
そういうふうになっているとき、
あなたと関わる縁とタイミングにあるひとたちはみんなあなたのことが好きになるし、そこにはほんとうだったらなんのテクニックも人心掌握術いらないはず。
みたいなことをぐるぐる考えているうちに、進みかけていた婚活サービスの輪郭がちょっと怪しくなってきてしまったので仕切り直しすることに(ちぇっ 笑)。
うーん、なんかとにかくわたしは女性という存在が好きで。
きれいでかしこくて甘くて柔らかいあの種族たちがもう、女性ってだけでマジで好きなので(笑)、彼女たちの幸せのために日夜はたらきたいと思っている。
と同時に、なんかとにかく男性という存在が好きで。
かっこよくてまっすぐで強くて弱いあの種族たちがもう、男性ってだけでマジで好きなので(笑)、彼らの幸せのために日夜はたらきたいと思っている。
ので、なんか俺にでけることはないのけえ?と考える毎日なのでした。
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あ、そうそう。わたしの強みっていうのがさ。
前にあるひとから「みおちゃんがなにかに関わるとき、それは形になる。そういうエネルギーなんだよね」って言われたのを覚えていて。それはそうかもな、と自分の資質として認識していた。
ら、きのうの記事でちょっと書いた個人鑑定の鑑定書の中にも
「精神的理念を有形に」
「人に尽くす心」
「表現する力」
みたいなことが書いてあって、おもしろかった。そうなんです。形にしたいんです。この見える世界の中に、見えないものを誕生させたいんです。言葉が好きなのは、見えない向こう側に世界からやってきて、見えるものになっているから。
こういう鑑定みたいなものいいところは、ますます自分の道が定まってくることだろう。
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