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264.露悪的という暗い願望 / 禁忌に触れる


まるでそよ風のようにふんわりとやさしくて、教会の鐘の音のような清らかなひとが書いたであろう、やさしくて清らかなnoteを読んだ。

そのやさしさと清らさを引き立たせるようなミニマルで、それでいてあたたかな文体もとっても良くって、たくさんのひとが「スキ」をするのもうなづけるというものだ。そんなのわたしだって「スキ」だ(押しました)。

文体というものは、そのひとそのものだから、それは声と同じくらいの生々しい情報量を含むものだから、きっと彼女はふんわりとやさしくって清らかであたたかなひとなんだろうなと思う。

で、だ。

わたしはどうも、清らかなことよりも「露悪的」で「禁忌に触れる」ようなことについて書きたいという暗い願望があるんだな、と気づいた。

え、そんなことまで書いちゃっていいの?と、ちょっとだけ読んだひとが心配になるようなギリギリのラインまで書きたいと思うし、もっと言えば、読んだひとがどうにもザワついたり、思わず眉をひそめるような類のことを書きたいと思っているみたい。

空の写真もいいけれど、きっとわたしが写真家だったら路地裏の風景や、ちょっとくたびれた女のひとのうなじとか、そういうものを撮るような気がする。残念ながら写真の才能はからっきしなので撮らないけど。


上記のようなことを、完全に自分の好みとして、嗜好性としてやっていたわけだけれど、あるとき年間数千万くらい稼いでいるスゴ腕プロデューサーの方とお話する機会があって、こんなことを言われたのだった。


あなたがしていることが、あなたにはわかりますか? 
あなたは禁忌を恐れずに言葉にしてる。あなたはふつうの世界では許されないような物事を臆せずに言葉にしていて、しかもそのどれをも否定していないし、切り捨てない。あなたの独特な定義づけによって、禁忌を受容しているの。
だから、それを読んだひとは、こんなメッセージを受け取るんです。
”あなたは悪くない”って。
あなたが悪いんじゃないんだよ、って。
そして、罪悪感が消えていくのを感じる。あなたのことを、”このひとならわかってくれる”と感じる。そのひとたちが、自分を許せるようになる。
あなたがしていることは、そういうこと。
だからあなたは、いわば「菩薩」ってところかな!

と。


これまでに個人セッションと名のつくものをたくさん受けてきたけれど、その中でも強く印象に残っているセッションだった。だって、

こんなに下品で露悪的なことばかり書いているのに、

菩薩。て。

と、思ってさ。


まあでも、露悪的で赤裸々でさらけ出しているわりには「なんとはなしに品がある」みたいなこともそのときに言われたので、それはそれでいいのかなと思ったのだった。暗い願望、と思っていたけれど、それはわたしの中では大切なものなのだ。


とはいえちょっと恥ずかしい気持ちになることもあって、今日はそんな感じだった。

同じマンションに住んでいて、子どもたちも同じ学校に通っているといういわゆるママ友的なAさんが、数年前からちょこちょこボディートークを受けてくれている。わたしは近隣のおともだちには特に仕事について言及しないし、ましてや営業するということもないので、きっかけはなんだったか忘れてしまったんだけど。

そのAさんが、またまたご近所のお知り合い(Mさん)をご紹介してくださって、Mさんがちょっと体調が優れないということもあり、今日は駆け込みでセッションをお願いされたのだった。

「はじめまして〜」なんつってZOOM越しにご挨拶して、なにせご近所なものだから「どの辺に住んでるんですかー」とか世間話からスタートしたんだけれど、なぜボディートークを受けたいと思ったのか、という話になったとき、

「みおさんのブログ(たぶんこのnoteのこと)を読んで、いいなあと思って」

と言われて。「わーありがとうございますう」なんつってにこにこして聞いてたけど内心「ひえ〜」と思って背中に変な汗を書いてしまった。

えっと、だいじょうぶか?このnote、と思って(笑)。


いや、わたしの世界線の中でわたしは変なやつじゃないしふつうなんだけど、わたしの世界線ではなくって「一般的な外的世界(特に生活エリア)」をベースにしたとき、わたし頭おかしいひとじゃないかな?と。笑

だいたいこのnoteだって、「自己認識」と「BTS」と「セックス」と、あとたまに「詩」とか「音楽」がじゅんばんこに出てきているっていう....そして謎に「ライティング・ライフ・プロジェクト」推しがされてるっていう......心理・啓発がしたいのかオタ活がしたいのか、ビジネスがしたいのか快楽を追求したいのかどれなんだよ!って自分で思うし。マーブルとおりこしてカオスだし。

でもまあ、恥ずかしくて変な汗かいちゃったけど、誰得問題においては常に俺得なだけで続けているこの露悪的カオスnoteによってわたしったら機会損失しているのでは!?と心配に思うこともあったので、ちょっと安心しました。
セッションも喜んでもらえてよかったです.....。


セッション喜んでもらえたといえば、あいざわともこさんもセッションのご感想を記事に書いてくれたんだった。「見る目があるわたし」というところがグッときますね。
見る目があるひとに選ばれるなんて最高。




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