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親は完璧な存在ではない

”親は完璧な人間で、親に育ててもらったように子を育てなければならない”

どこかでそんな風に思っていた。

私は、これまで、親に愛され、幸せに育ててもらったと思ってきた。
でも、無条件に愛されて幸せにしてもらえたかと言うとそうではなく、

 ”親に愛されるように自分が振る舞ってきたから” 
 ”親が思う幸せな道を自分が選んできたから” 

だから、親に愛され、親の思う幸せな人生になっていたのだと最近思う。

自分が子供を産んだ時、
”親に育ててもらったように、愛情いっぱい幸せに育てたい”と思っていた。

それなのに、親に育ててもらったようにやっているつもりだったのに、
私はずっとイライラして、不安で、子供は癇癪が止まらなくなった。

子育てを完璧にできる人なんていないのだと今ならわかる。
いや、完璧という概念すらもないのだと。

だから、親が完璧だとか、親にしてもらったことを子にしてあげようとか、
親が納得するように生きようとか思う必要は絶対ない。

これってなかなか気付けないことじゃないかと思う。
人はみな自然と親に愛されようとするから。
虐待されている子でさえ。

親は完璧な存在ではない。
自分も子供にとって完璧な存在ではない。

自分は自分、子供は子供のありのままの姿が正解。

”子供のありのままの姿を無条件に愛すること”
それが子育てにおける唯一の仕事だと思う。

そう思って、毎日そう思って、子育てをしたい。

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