Talk to think, go.(雑記)
電車に乗って窓から外を眺めるのが好きである。目的地などなくても、ただ電車に乗って、ひたすらぼーっとして、そのまま帰ってきたりする。
海へ行きたいなと思えばJRに乗り、20分足らずで須磨海岸に降り立てる神戸はやはりよき。
けれど、砂浜で波打ち際を歩くのもよいが、電車の窓から見る海景色の方がわくわくする。
JRなら須磨から塩屋、垂水、舞子のあたり、窓いっぱいに広がる海を堪能できる贅沢な時間。見ているだけで満足、満足。
山陽電鉄の滝の茶屋駅も海を臨んでぽっかりあるひなびた感じがたまらない。
山陽電車はJRよりも山側を走るので、少し目線の高い所からの海がまた少し印象が違う。
雨や曇りの日は海との距離が近いJR、ピカッと晴れた日には少し離れた山陽がいいような気がする。あくまで私の好みだけど。
旅行に行っても、目的地に着くまでの電車が楽しいんですよね。あの、ワクワク感。
着いてしまうと、途端にあそこに行かなくちゃ、どこそこへ行ってあれやこれをしなくちゃ、みたいな『目的』が先行して、何かそれを果たすためだけに動く事になってしまい、純粋に楽しめない気がする。
勿論、行きたい場所があって、そこを目指して旅行しているわけなのだけれど。
なんとなく、目的地はあくまで建前で、本当は、ぼーっと電車に乗り、駅弁食べたりおやつを食べたり、ビールを飲んだり。窓から外を眺めてたそがれたりするのが、したいんだと思う。
時々思うのだけれど、普通に走っているそのへんの街中の電車も、一番後ろを『カフェ車両』みたいにして、いつでも追加料金で観光列車みたいに窓から外を眺めながらお茶が飲めたりケーキが食べられたりすれば楽しいのにな。
日常の景色も、シチュエーションを変えれば楽しめると思うのです。
そうやってただ電車に乗って帰ってくる時間というのも、なかなかにオツだと思いませんか?
喫茶店でお茶するのにプラス、どんどん変わる窓からの景色が堪能できる。季節により、景色も変わる。電車に乗る時間を楽しむ。
デートにもよし、高齢者にもよし。
どこか、やってくれませんか~?
(阪急電鉄あたりで。京都線で指定席販売始まるらしいし、もう一歩進めて今時食堂車のようなカフェ車両を是非。)