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民話的スポット紹介

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民話的スポットを紹介していく記事の置き場。 順次追加中。
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記事一覧

極私的散歩ダイジェスト 【巣鴨~板橋】

世の中がコロナになるすこし前、高校の同級生が近所に遊びに来て、いい歳をした男二人で平日の昼間から散歩したことがある。 今回は、その記録。個人的に何となく思い出しながら何となく書きます。だから有用な情報とかエモい感動など別にないと思います、すいませんごめんなさい。個人的な文章の練習とかリハビリ、あるいは習慣化の為の記事ですね。何かもっと気楽にnoteも更新していいんじゃないかと思ったわけで。さあ、だから気楽にダラダラ書くぞ。書きます。 あとこれもとくに書く意味がないけど、現

無法者に灸をすえる 【JR駒込駅周辺】

「アウトロー」というと、西部劇に出てくるガンマンというよりは、どちらかというと現代日本のヤクザ者の姿(というか、ちょっと前までレンタルビデオ屋で大量に並んでいたVシネマに出てくるような戯画化された人たち)が思い浮かぶ。「なんやわれ、またシャブやっとるんかい」って、強面のわりに意外と気さくな感じで声をかけてくる。(私は覚せい剤やってません。念のため) その一方で「無法者」というと、これは現代ヤクザ(的なVシネマの人たち)ではなく、西部開拓時代の街で乾いた風にポンチョをはためか

ネコのいる宿屋

ゴールデンウィークに入ってすぐに新幹線に乗った。 姫路駅で急行に乗り換えて終点まで。そこからバスに乗る。たどり着いたのは山陰地方の山間にある温泉地。日本有数のラドン泉として有名な所である。 「三日目の朝を迎える頃には、訪れた人が皆元気になっている」 この温泉には、そんないわれがあるらしい。 ここに数年前から通っている湯治宿がある。むかしながらの自炊宿で、個人的にはものすごく居心地がいい。滞在中は、とにかく放って置かれる。だから自分で勝手に料理して(各部屋は台所付き。調理器

即身仏を見てきた 【福島県石川郡浅川町】

夏の終わりの連休で、即身仏を見てきた。 とてもインパクトがあった体験なので、ここで紹介したいと思うんです。 ……え、なんだって、即身仏を知らない? それは勿体ないですよ! 即身仏を知れば、すべてがうまくいくのに。知らないあなたは、人生の半分くらい損してるといっても過言じゃない。 即身仏を知らずに、まだ現世で消耗してるの? ……衝動的に意味もなくイケハヤ師の生き霊(劣化ver)を憑依させてしまったようだが、それはそれとして。 最初に人に読んでもらったら「つかみ弱く

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連続ネコ写真 【板橋駅前周辺】

スプラトゥーンと芳年展で、ベチャベチャ塗りたくる 【練馬区立美術館】

彼女がニンテンドーswitchの『スプラトゥーン』をしきりに欲しがって、それを買ったら見事に自分もハマってしまった。 だから隙あらば、そこら中にペンキを塗りたくっている。 『スプラトゥーン』とは対戦型のシューティングゲーム。ステージ上の床や壁、建物、または対戦相手にもペンキを浴びせかけ、とにかく自分のチームの色にあたりを塗りたくる。そして最終的にその面積が多い方が勝つ。操作するキャラクターはイカに変身できる少年少女で、イカ状態になると床や壁に塗られたペンキに沈み込んで素早

トキワ荘と青春があった街 【豊島区南長崎】

早くも梅雨が明けた7月の休日。西武池袋線の椎名町で下車、「トキワ荘のあった街 南長崎」(そういうキャッチフレーズらしい)の商店街をブラブラ歩いてきた。 さてトキワ荘というのは、まず手塚治虫、寺田ヒロオ、そして藤子不二雄の両名、それから石ノ森章太郎に赤塚不二夫といった面々が集い、若き日を共に過ごした伝説のアパートである。 現代の日本文化に多大な影響を与えた漫画界のレジェンドたちが、そこで過ごした日々をそれぞれ懐かしんで語っている。(上の写真クリックするとAmazonページに

地下にあるのに『スカイ』というプレスリーまみれのレトロ喫茶のランチが最高 【豊島区巣鴨】

この記事はタイトルそのまま。巣鴨の『スカイ』という喫茶店のランチがとてもよい、という内容だ。 店の場所はJR巣鴨駅近く。地蔵通商店街の入り口あたり。 地蔵通りに面したビルの入り口から、いきなり階段を降りる。この店は地下一階にある。しかしながら店名は『スカイ』なのだ。逆説的なネーミングが光っている。 「地下にずっといるとね、やっぱり空に憧れるもので……」 なんて遠くの方を、それこそ空を見るような目をして、その疑問に答える店長。それをタウン誌かなにかのインタビューで見たよ

巣鴨のニュー加賀屋。げそわさ頼んだら、げその刺身にワサビが付いてきた。げそわさの概念が分からなくなる。でもとりあえず旨い。日本酒のあてにぴったり。それから加賀屋という屋号について気になって検索したら、なかなか興味深い暖簾分けシステム。https://www.excite.co.jp/News/column_g/20120725/Shueishapn_20120725_12873.html

隣の隣の席にいるサラリーマンふうの人、すごい丁寧で柔らかいしゃべり方なんだけど電話してる内容から判断するときっと競馬の呑み屋だ。あと「キルザジャップ」って大きく背中にプリントされたロングTシャツ着た人がさっきからウロウロしてる。巣鴨すごい。

一昨日の居酒屋。雰囲気良くて、酒も肴も旨い。それで機嫌良く飲んでいたらカウンター内側から、鼠が一匹飛び出してきた。グラスに掛けた私の手から腕を駆け抜け、肘のところでジャンプ、店の奥へと消えた。思わず「うぉっ」と声を上げたが、店の人間は誰も気づいておらず、ただ私を怪訝そうに見た。

小淵山観音院の円空仏祭、宝珠花神社・水角神社の富士塚(埼玉県春日部市)【補遺】

前回【後編】からの続き。 今回最後の紹介となるスポットは、水角神社。 江戸川沿いで千葉県に隣接した庄和町から、4号バイパスで東京方面に引き返した先にある。 このエリアまで来ると、さきほどからハナコが言う通り「田舎っていうよりは殺伐として、なにもないっていうか荒涼とした……まさに荒野」という風景になってくる。悔しくもあるが、それは事実。そして荒野地帯に入ってきたということはつまり、我が地元が近づいてきたのだ。 我が故郷は、荒野行動もしくはPUBGの世界なりき春日部もなかな

小淵山観音院の円空仏祭、宝珠花神社・水角神社の富士塚(埼玉県春日部市)【後編】

前編からの続き。 続いて向かったのは、宝珠花神社。そこには江戸時代からの富士塚がある。 小淵観音院と同じ春日部市内の神社だが、かなり端の方にある。すぐ側の江戸川を渡ったら、そこはもう千葉県だ。その江戸川の河原では毎年大凧あげ祭りが行われている。実はこれにも行ったことがない。私の実家は市の反対側の端っこにあって、かなり距離がある。 田園に世田谷レプリカント目的地まで移動中、運転席のハナコがこの辺りの景色をさかんに褒めた。 「田んぼと畑とあぜ道、それから古い農家に屋敷森。ち

小淵山観音院の円空仏祭、宝珠花神社と水角神社の富士塚(埼玉県春日部市)【前編】

5月の連休最終日。埼玉県の春日部市まで車を出した。 そういうわけで今回紹介するのは、小渕山観音院の円空仏群、それから宝珠花神社と水角神社の富士塚。 関東平野の真っ只中。その平坦な荒野を突っ切るように走る4号バイパス。車窓を流れ去る住宅街、ロードサイドのチェーン店。それから工場、畑、利根川、山田うどん、山田うどん、山田うどん……。 そんなサバービアンな風景のなかに、古い神社に史跡、古墳群など、民話めいたスポットが点在しているのだった。 知名度的には、なかなかマニアックなスポッ