気づくことからはじまる
今週は、子育て支援のイベントのお手伝いをさせてもらう機会があり、新生児さんから2歳くらいまでのキッズに囲まれる幸せな時間を過ごさせてもらいました。
久しぶりに0歳児さんを抱っこしたり、言葉に頼らないコミュニケーションでふれあう子どもたちを前にして、とにかく癒やしをもらうとともに、お母さん向けに行われたその講演から、自分を見直すきっかけまで得る日となりました。
社会に出たら、正解のない問いばかり。
頭では分かっていたようで、はっと気付かされる言葉でした。
学校を卒業して、社会に出て生活し始めると、答えや模範解答のない課題ばかりがわたしたちの前に立ちはだかっています。
Q.今冷蔵庫にあるもので、どんな晩ごはんを作ることができるでしょうか?
Q.いつもの電車が遅延しています。この後どんな行動をとりますか?
Q.友達が分かりやすく落ち込んでいます。あなたはどんな態度をとりますか?
社会に出てからの問いや設問は、こんなものの連続です。それが生きていくことと言っても過言ではないくらいなのです。
では、わたしたちが学校で学んできたことは…?
答えのある問い、正解を求める課題、その解法であることがほとんどだったのでは、、、
そう気づいたとき、学校生活において優等生であることと、社会で生きることは、かなりかけ離れたものであると感じました。
そして、自分が、これまでいかに違和感や疑問を持たずに、平凡で安泰な道のりを生きてきたのかということに気づきました。
違和感や疑問に気づかずに、受け入れて、流れに身を任せることは、すごく簡単で安心なことなのだと思います。
さらに、それを繰り返しているうちに、そうしていることにさえ、自分で気づけなくなっていたのかもしれないと思いました。
そこに気づく、違和感や疑問をもつ、というところが、すべてのスタートなのかもしれません。