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「保育園の洗礼」が終わらなかった話|育児日記

子どもが保育園に通い始めると、いろんな感染症をもらってきて全然登園できない!仕事にならない!みたいな話をよく聞く。いわゆる保育園の洗礼というやつ。

我が家の長男、生後2ヶ月で保育園に入園してから2年以上、洗礼を受け続けている状態だった。持病というほどの持病はないけれど、とんでもなく体の弱い子だったんですねえ。

ありがたいことに子育てに理解のある人が多くて、あらゆる休暇を使い果たすほど休みをとりながらも働いていたけど、結局は育児も仕事も中途半端なのが嫌になって辞めちゃった。

そんな我が家の状況を振り返ってみた。

家庭状況

夫とわたしと息子の3人暮らし。実家は2人とも遠方なので、子育ては2人でなんとかするしかない。わたしはフルタイム事務職。夫は自営業。

朝はゆっくりでもいい夫が息子を保育園に連れて行き、17時で仕事を終えたわたしが迎えに行くのがいつものパターン。夫は決まった時間にお客さんが来る仕事をしているので、お迎えコールには基本応じられない。そして平日は21時まで仕事、土日も仕事。

わたしは残業と休日出勤ができず、お迎えコールには必ず応じなければいけない。そして個人情報の関係でリモートワークはできるわけがない仕事なので、会社にいられないなら仕事は諦めるしかない。なんて奴だ!

登園ルール

37.5℃以上は登園禁止。解熱から24時間経過してから登園すること。つまり、朝に熱があったら翌日も休まなければいけない。コロナ禍はこれにプラスして、風邪症状があったら自宅保育(休め)というものがあった。鼻水垂らさず咳もしないなんてけっこうハードル高いのよ。

家で測ってセーフでも、登園時の検温で引っかかってそのまま帰宅なんてことも。37.3℃とかでギリギリ預けたものの、始業30分でお迎えコールがきたときにはもう絶望。職場で「保育園から電話です」って声かけられた時点でみんな察し、先生と話している最中に上司が「帰っていいよ!」という意味で手を振ってくる。

病児保育

市内に病児保育の施設は3箇所だけ。事前予約制。枠は各施設2名ずつくらい。しかも、かかりつけ医の利用許可が必要。長期休まなければいけない感染症の治りかけで、たまたま予約が取れた時くらいしか使い道がない。

そもそも医師に、子どもが病気のときに親が仕事に行くこと自体間違っていると諭されて許可がおりなかったことが数回。許可証もらったのに予約が取れなかったことも数回。利用したい日は冗談抜きで何十日もあったけど、実際に利用できたのは2回だけ。

まあね、病気の子は親が見ろというのも当然っちゃ当然なんですけどね。

ファミサポ

生後2ヶ月のときに登録して3人のサポーターの方と顔合わせまでしたけど、利用する機会がないまま今に至る。

送迎や夕方短時間の預かりならまだしも、ベビーを長時間預かってくれる人はそもそも少ないらしい。夜や休日はますます引き受けてくれる人がいない。病児はもちろんダメ。ぜんそくなどの持病があっても投薬はお願いできない。基本的に事務局を通して前日までの事前予約が必要で、急なお願いはできない。

というわけで、我が家のニーズに全くマッチしなかったのだった。登録は一応継続しているけれど、利用する時はまた顔合わせからとのこと。3歳とベビー、やっぱり使うことなさそう。

肝心の息子は…

2歳までに入院歴4回。RSウイルスによる細気管支炎が2回、尿路感染症1回、ノロウイルス1回。そのたびわたしも入院付添。しかも一度入ったら退院まで交代不可(この地獄のような生活はあとで別にまとめたい)。退院後数日して久々に登園すると、次の何かをもらってくる。これで月の半分以上は保育園に行けない。

入院のほかに、コロナで自宅療養1回。熱がなかなか下がらず10日くらい休んだけど、これはさすがに絶対仕事に来るなと言われた。

持病というほどの持病はないけど、アトピー性皮膚炎、便秘はあって定期的に通院している。アレルギーは今の所なさそう。

風邪を引くたび咳が長引くので、0才からぜんそく要注意と言われている。まだ無症状のときも薬飲みましょうねとは言われていないけど、風邪をとことんこじらせる天才。わたしもわたしの両親もぜんそくだから、体質を受け継いでしまったかも。ごめんよ。

振り返ると登園日数が月10日未満の月がざらにある。働いていたとは到底言えない感じ。仕事してて休みが続くと、だんだん子どもの心配より仕事の心配が大きくなっちゃうけど、明らかに我が子に無理をさせていたなあと今さら反省。

3歳になった今年は、奇跡的にまだ感染症の流行に乗っていない。そもそもかかってないから拗らせてもいない感じ。この調子で強くなってほしいな。

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