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知人の突然死から、考察した


最近、知り合いの方が亡くなった。
その方は、自分のやり方に固執して
いつの間にか、周りの意見を聞かなくなってしまった。
頑固とか、意固地とかって言えば簡単なのだけど、かなり根深い。
多分マニュピレーター的な感じ。
例えば、良く気が利くので物の整理とか彼女は率先してどんどんこなす。
物の場所を特定して、テプラで場所をラベリング。
するとその後、オーガナイズした彼女は、その物の整理を誰にも手伝わせない。
自分の気に入った人しか、触らせないみたいな有り様になる。
そして、物のいい方が普段やさしい割には、自分の思う通りにならないと、とっても嫌らしいモノの言いになるので、数年経つと周りから嫌われてしまった。

彼女のお姉さんと私は昔から知り合いだったので、兄弟仲もギクシャクしているのはよく聞いていた。
彼女兄弟の相続でも、整理上手な彼女がどんどん実家を整理し、お姉さんは言いなりになるしかない。お姉さんにとっても妹にアレコレ指図され、罵倒され嫌気がさしていた。

とても気が利くし、秘書的な事が得意でデキル人。
だから周りが自分の思い通りにならないと、怒り見下したがる、マウントして嫌らしい言い方になっちゃったのかも。

私が知らなかったこの10年以上の間、彼女は乳がんを患ったそうだ。
少し心臓も良くなかったけど、完治して元気だったそう。
少し認知症の毛が出てきたとも聞いた。
ある朝、その彼女が起きず、ご主人が起こしに行ったら息を引き取っていた。
60半ば、まだ全然若い。
お子さんはいない。
こんなことってあるのかな。

…彼女のお姉さんと先日会い、お互い胸の内を話した。
そのお姉さんは
私は〇ちゃんが亡くなったこと、不思議に思わなかった、と。

わかる…(でも言えない)

話が飛ぶけど、
彼女はとても賢い方だったので
マウントする自分も、それを周りから煙たがられた自分も分かっていたし、どうすることも出来なかったのではないかな。
自分の自我(ダメな方)を
越えられなかった
自分の中でブレイクスルー出来なくて
苦しかったのではないかな。
真綿で自分を締め付けるというか。


今年、私は貴重な事を学んだ。
タワマンにお住いの小池都知事似の方から教えて貰ったこと。

怒るのは、その相手を自分より下に見ているから

そんな言葉が脳裏を過ぎる。

彼女は怒る自分を赦す事に
ずっと気がつかなかったんじゃないかな。


生きてれば、恥ずかし事や過去なんていくらでもある。
そんな自分もシレッと偉そうに、こんな事書いている。
そんな自分を赦す、でいいんだ。

モヤっイラっとした自分を赦す、
心許せる人に毒を吐く、
そして赦す。

祈りにも
「赦す」という言葉は沢山。


そして、ふと思った。
自分を赦さないでいると、周りも赦せないし、どんどん孤独になる。

自分さえ赦せれば、自分の枠を超えて、社会や世の中に、ますます手を広げて行けるのではないかなって。

そんな風に思った。


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