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アメリカ🇺🇸のクリスマスで英語トリビア
サンタのソリを牽くトナカイさんの名前は、ご存知でしょうか? NY在住10年の今年、初めて認識したその名は「Rudolph(ルドルフ)」。”赤鼻のトナカイ♪” 始め、多くのクリスマス・ソングの英詞で歌われている名前なのに!
こちら↓はチャック・ベリーのロックンロール(歌詞つき)。「ラン、ラン、ルド〜」って何のこと?と、ずっと思ってました。(固有名詞を知らない単語と勘違いする、英語リスニングあるある) 「走れルドルフ、フリーウェイを! サンタさんのプレゼントが間に合うように!」って、いかにもアメリカン・ドリーム。
毎年やってくるクリスマス、今年の新しい発見はありましたでしょうか?
アラカンの私ことmintは、定番クリスマス・ソングの中でも、Grandma(おばあちゃん)が出てくる歌↓が気になってしまいました。
聞き取れた歌詞の大意は、「エッグノッグ(冬の風物詩カクテル)で酔っ払って帰宅中のおばあちゃんが、サンタのソリに轢かれた痕跡を残して行方不明」というもの。
「喪服でのクリスマス」とは、ブラックな結末?とイマイチわからなくてググったら……この寸劇動画(歌詞つき)で「なるほど〜」とホッコリしました。「サンタなんていない」と思う全てのかたへ!
エッグノッグの起源は、13世紀イギリスの修道院で飲まれていたPossetというミルクとイチジクのアルコール・ドリンクだそう。語源はこちらです。
The word "eggnog" has old English origins, with "nog" meaning either a strong beer or a wooden cup. The etymology of the word is unclear, but common theories point to both these meanings.
実はエッグノッグも今年初体験のホリデーアイテムでした。市販品のソフトドリンク、冒頭写真の上段中央。トロっとして、想像の10倍美味しかったです。好みのアルコールを加えてカクテルを作っても良さそう。(アメリカでは地方により、ウイスキー、シェリーからテキーラまで何でもありみたいです)
幼児洗礼クリスチャンのmint、クリスマスは友人宅から地域の教会へ。エントランスにはカフェがあったり、礼拝はミサというよりコンサート!
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歴史的な教会でのゴスペル系クリスマスミサにはかなり行ったけれど、ここのはポップス系↑。神父様のお説教はスタンダップ・コメディみたい。「アメリカはいろいろだ〜」と今更ながら知りました。
ディナーは料理上手な友人マイリンのお手製。
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旦那様リックのルーツであるイタリア由来のベリーニ(桃の発泡カクテル)でクリスマス乾杯も、人生初です。
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海外では、日本の教会に昔あったように、深夜12時のキリスト生誕の瞬間を待つ風習が残っているよう。その時間までの余興として、マイリンが用意していたカードゲームが秀逸だったので、ご紹介しますね。英語のスピーキング練習にもピッタリだと思って。
中国通販TEMUで売ってます↑。参加者は英語の選択肢カードを1枚引き、”Which would you like to choose, ◯◯ or ◯◯? Why?” に全員が答えます。
マトモな「どっち?」例は、「ビリオネアになるけど寿命はあと10年と、貧しいけど99歳まで健康」「記憶喪失で自分が誰だか思い出せないのに他人のことは皆認識できる、または自分のことは忘れてないけど他人の顔を見ても誰だかわからない」など。
(リッチなヒロインが記憶喪失しちゃうクリスマス映画、面白かったです。主演のリンジー・ローハンさんによる紹介↓)
もっと選び難い質問カードに爆笑の傑作が多いので、それらはネタバレを避けます。答えはテキトーで良いから、英語の上手い下手は気にする必要ないでしょう。
さて、今年のクリスマスで一番驚きだったのは、イタリア伝統のクリスマス菓子パネトーネの食べ方。リックのお父様はこのお菓子メーカー↓でアカウンタント(会計士)をなさっていたそうです。
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といっても、写真↓のようにバターを塗りつけて、ホットチョコレートと共に食すだけなんですけど。日本で食べたことがあるパネトーネはパサついていた記憶が……。同じ印象のかた、よかったらお試しを。本場流はさすがにイケます。
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開けたてそのままの他、電子レンジで温めればフワフワ、トースターで焼けばカリカリで、また別の楽しみがあるとか。
以上、トリビアでした。クリスマス25日が祝祭日のアメリカでは、新年始めまでメリクリ・モードが続きます。クリスチャンの私の実家でも同じでした。クリスマスが終わればお正月一色の周りと違和感。母はサボってクリスマス飾りを片付けないんだと信じていました。(ゴメンなさい!)
クリスマス飾りを門松や鏡餅に変えたかたも、まだのかたも、諸々の神からご利益があることでしょう。改めまして、Merry Christmas to you!
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