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叶えたくない夢2025

長く生きていると、叶って夢みたいだった夢と、拍子ぬけだった夢があります。

叶ってよかった例は、日本で所属していたバンドのアルバムが、メジャーレーベルからリリースされたこと。あと、外タレ招聘のスタッフと有名アーティストのマネージャーができる音楽事務所に就職したことも、夢のようでした。

反対に、「叶っても夢みたいというほどではない」の例は、マスコミの仕事。アメリカでのアルバム・リリースもそうです。

何が両者を分けるのでしょう?

まず、「夢みたい!」と思った理由は、中高生時代から10年ぐらい目指していたことだから。それと、期待以上に著名なアーティストの皆様とコラボができたからです。

一方、「夢みたいというほどではない」理由を考えたら、「夢みたいだ!」の逆でした。どちらも10年も思い続けてはいないし。実現に伴って仕事仲間・共演者や関連のチャンスに恵まれることもありませんでした。

書く仕事は、出版社でのフリーライターも、ベストセラー作家事務所での企画・広報も、たまたま見かけた募集を見て応募。何年も狙っていた記憶はありません。

音楽の仕事は、アメリカで活動したくてNYに来たのが10年前。だけど当初からアルバムデビューを目標にしていたわけではないのです。それが、思いついてから何年もしないうちに契約。ソロピアノなので、共演者などの嬉しい展開なんてありませんでした。

また、叶ってよかった2つと比べて、「どうすれば叶うか」のルートが探し易かったのも特徴。会社員や資格の要る医師などの仕事に比べれば、探しにくいでしょう。けど、ネット時代に入っていたこともあり、心して調べたり訊き回ったりすれば見つかるレベルでした。

以上、不肖の経験から「うまい夢の見方」を割り出すとすれば……。「叶って夢みたい」となる夢の条件は、「10年以上望み続けること」「実現すれば人間関係や経験の広がりが見込めること」「叶える方法を探すのが難しいこと」あたりでしょうか?

だとすると、 “年頭の誓い”的な項目は今年すぐ叶えたい夢なので、「叶って夢みたい」の対象にはなり難いかも。夢は覚めないほうがいいということもあります。

例えば、ビリオネアなど収入アップはどうでしょう。欲しいものが全部買えてみたら、退屈しそう。「これ欲しい、でも予算的に無理よね、でもやっぱり欲しい」みたいな葛藤が、生きてる実感だったりする気がします。

仕事でいえば、「難関の仕事にステップアップ」もそうかもしれません。あんなにやりたかったことなのに、いざ忙しく難題続きになったら「あー、ヒマな時はよかったな」なんて経験、誰にもあるのでは?

そうならないためには、「叶えたくない夢」にしておくのも一案かもしれませんね。

え? それはイヤ? そういう方は、元祖引き寄せコーチ(左↓)による最新トークで引き寄せてみては? ”ザ・シークレット” の著者のかたです。

ということで、年末年始はいかがお過ごしでしたでしょう。素敵な初夢は見られましたでしょうか? 私はレストランのカウントダウン↓に行ってきました。

それでは、2025年もどうぞよろしくお願い致します!

冒頭の写真は、友人宅の大スクリーンで「エア・タイムズスクエア・カウントダウン♪」

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