見出し画像

24>>>25 ; 香りを巡る旅は続く

こんにちは。いつも本noteで「香りを巡る旅」の記事を読んで下さりありがとうございます。

先日noteのフォロワーが50名を突破しました^^

この数を多いとみるか少ないと見るかは人それぞれだと思いますが、今年5月に2回目のグラース取材を終えてから、コンスタントに登録者数が増えていることは純粋にうれしいです。

2023年にスタートした日仏の香り文化の交流を図るプロジェクト「香りを巡る旅」では、香り(香水)の都として知られる南仏のグラースを取材しています。

私自身が南仏に留学していた経験があり、ラベンダーやオレンジフラワーなど南仏らしい香りにとても親しみがあります。陽光と地中海がきらめく土地に産する花々、そこから生まれた香水文化を伝えることで、商品としての香水を買う以外にも、香りの世界に触れるきっかけの一つになればいいなと思ったことが、グラース取材のきっかけです。

去年の9月に初めてグラースへ行き、1年と少しが過ぎたところですが、日本にいる間も調べ物などをしているので、もう10年以上やっているような感覚です。

グラース取材はプロジェクトの一部で、他にもやりたいことがたくさんあります。

日本の調香師の方々にもインタビューしたいですし、香水に限らず、国内の香りの産地も訪れたいです。将来的には、日仏の調香師の方々を招いた講演会やワークショップ開催も目標で、こんなのあったらいいなと思う企画ばかりなのでワクワクしてしょうがない;^^

でも何といっても直近の目標は、来年4月にもう一度グラース取材に行き、全3回に渡る取材の成果、特に2000年以降の香りの街としての取り組みや変化を1冊の本にまとめることです。

現在日本人によって書かれたグラースに関する本は新しいものでも2000年初頭に出版されたもので、多くが20世紀末までの記述、グラース及び香水産業が斜陽期をむかえるところで終わっています。

しかし21世紀に入ってから、グラースの香水関連技術がユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、地域の人々による新しくポジティブな動きで盛り返しの途上にあり、香り都の歴史は更新中です。

こうして書くと堅苦しい本のようですが、舞台はなんといっても南仏。自然豊かな場所で、大都会パリとは異なる生活スタイル、リズムの中で営まれる花の栽培、香料製造、調香などの香水文化や人々の情熱を一つのポエジー(詩情)として描き、旅行記のように読んでいて楽しい本にしたいと思っています。


そんな訳で2025年も香りを巡る旅は続きます。
続けるにあたり、プロジェクトの運営方針について考えることも増えてきました。これまで通り予算を確保して個人プロジェクトとして続けるのか、収益化する仕組みを整えるのか、人を入れるのかetc…

どの方法にもメリット、デメリットがあり、例えば今のように収益化せず個人プロジェクトで運営する場合、自由に自分のペースで進めることができます。

一方、現地での協力者が増えたことで、より多くの人に記事や今後出版される書籍を届けるにはどうしたらいいかを以前より真剣に考えるようになりました。

来年は出版計画の具体化を含め、プロジェクトの認知度を高めるための具体的な行動が求められる年になりそうです。

とりあえず現地へ行ってみて記事を書いてみる、というトライアル期間を終わりを迎えつつあり、その先のノウハウがあまりないので手探りで進めることになりますが、できることから一つずつ進めていきます^^

本noteでは引き続き、グラースの情報や香りに関するエッセイをアップしつつ、プロジェクトの進捗をシェアしていきます。今後の記事もどうぞお楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?