映画 わたしの幸せな結婚 感想

はじめに

映画を見に行きましたので感想を残したいと思います。
ネタバレ配慮なし。
小説は4巻まで読んでいます。コミカライズは全巻持っています。

感想

全体で気になったところ

各場面の説明・・・足りなくない・・・?
この映画、全く知らない人が見て話の流れわかるのかなーと思いました。
私は前述の通りある程度話が分かっているので「ああ、これあのエピソードだな」とか思いながら見られたんですが。
子供のころ継母に閉じ込められそうになるシーンで花(使用人)にかばわれる→客人として来た花と再会する、とか。直後の話だからまぁ訪ねてきた客が花であることは自明・・・なのか?
あと、これはもうおそらくしょうがないんだとは思いますが、話がめちゃくちゃ駆け足・・・
清霞おまえほだされるの早いな!って思いました。朝ごはん拒否から街デートまでが早すぎるように見える・・・
バチバチに警戒してからのデートまでが早すぎて清霞に「お前それでええんか」って感情がわきました。

キャラビジュアル

清霞は・・・もうちょい線の細い男性のイメージだった・・・
すんごい男前なのは間違いないんですが、もうちょい細身のイメージだったんだ・・・
美世は野暮ったいところから見目を整えた後のギャップがあってよかったです。やはりこういう話だと変身の度合いが大きくなければ。
あとなー、ゆり江さんはやっぱ老婆がよかった・・・老婆のゆり江さんに気を遣うことができる美世に警戒心をゆるめる清霞の構図がよかったんだ・・・

清霞が美世の作った朝食をほめるシーン

原作でかなり好きなシーンの一つです。このシーンほんっっっっとにいいシーンなんですよ。虐げられる生活を送っていた美世が初めて料理を褒められて泣くシーン!超好き!
まず気になったのが「清霞お前口にもの入れたまま喋るなあああああ!」でした・・・お味噌汁だかお吸い物だかを飲んで「ゆり江と味付けが違うがおいしい」とほめるところまではいい。
その後おおおおお清霞お前口にもの入れたまま「何故泣く」とか言ってんじゃねええええええまず口の中の物飲み下せえええええってなりました。
だって!清霞はいいとこのお坊ちゃんのはずなんですよ!つまり礼儀に厳しく育てられているはず!(育ての親であるゆり江はその辺厳しそう)
なのに口の中にもの入れたまま喋ってて興ざめしちゃった・・・。
あと一口がでかいよ清霞・・・軍人とはいえいいとこの坊ちゃんなんだからもうちょい一口小さくしよう。
確か街デートの時も口にもの入れたまま喋っててどうしても気になりました。
あとはまぁ清霞に朝食を褒められて泣く美世が思ってたより大げさに泣いててこれもちょっと気になっちゃいました。原作イメージではもっと静かに泣いてる感じを想像していた・・・あんなにしっかり泣いてるイメージではなかったんだ・・・。
これはもうどうしようもない解釈違いというやつだな・・・。

尭人と清霞の会話

尭人はなんというかもっと超然としてるというかもっと突き抜けた浮世離れしているイメージだった・・・
映画の尭人は帝の子供で貴人として育てられてる割に普通の感性を持った普通の人っぽい雰囲気で「うーん解釈違い」ってなりました。
もっとこう尭人は当然のように上の立場から清霞に接している感じの方が解釈一致でした。

櫛をもらうところ

んああああああああああ清霞が美世の部屋の前に櫛を置いて美世がそれに気づいてってところがよかったのにいいいいいいいいいいいい
呉服店経由で受け取るのはなんか違ううううううううううううううう
あとなー、わざわざ男性が女性に櫛を贈るのは求婚の意味でーって説明しているのもなんか・・・興ざめ・・・
駆け足とはいえ美世を追い返す気0の時点で婚約する気満々なのはわかるので、わざわざなんか説明されるのは違うんや・・・ってなりました。

いいなと思ったところ

異能を使うシーンは良かったですね!
顔やら体の一部に紋が浮き出ていかにも今から能力使いますよーというのが分かりやすかったですし、アクションも良かったです。
異能で風だの水だの火だのが舞い上がるのもかっこよかった。
あとは髪紐を贈るところ!あれも原作で好きなシーンだったので映像になってるの良かったです。髪を結ってもらうシチュエーションいいよな・・・

おわりに

ちょっと全体的に駆け足だったことは否めませんが、面白かったです。
続編ありそうな気配があるから出たらまた見に行きたいなー。



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