「海街チャチャチャ」のホン班長に癒される-キム・ソノの魅力について-
最近、「海風チャチャチャ」に癒されている。
正確には、キム・ソノに癒されている。
私にとっての「海街チャチャチャ」は、最強癒しドラマだった「賢い医師生活」のロス」を埋めてくれるありがたい作品でもある。
週末2日にわたって配信されるので、早くも半分(8話)配信済み。
毎週このドラマに癒されている私としては、もう少しゆっくり進んでほしいのだけど。
ともあれ、ここでは「海街チャチャチャ」からみる癒しの救世主「キム・ソノ」の魅力について綴りたい。
1.キム・ソノ演じる「ホン班長」の魅力について
私が初めてキム・ソノと出会ったのは「スタートアップ 夢の扉」。
キム・ソノ演じる「ハンチーム長推し」として、彼の気持ちになりきりドラマを完走した。
(↓感想はこちらの記事で↓)
そして「海街チャチャチャ」。
「スタートアップ 夢の扉」では主役を引き立てる役どころだったキム・ソノだが、このドラマでは主演として活躍する。つまりは、キム・ソノの魅力をガッツリ堪能できるのが「海街チャチャチャ」なのだ。
ところで、このドラマは、映画「どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるMr.ホン」(2004年)のリメイク作品らしい。
「海街チャチャチャ」でも元となった映画タイトル通り、どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるのが、キム・ソノ演じるホン班長。
海街コンジンを舞台に、ホン班長と、ソウルからやってきた歯科医へジン(シン・ミナ)の恋愛模様が展開される。それに加えて、コンジンの人々の心温まるエピソードがドラマの癒し度を上昇させる一旦を担う。
それにしても、エピソードが進むごとにホン班長の魅力がグングン上昇していく。
それは、ホン班長の魅力的なキャラクターが本領を発揮しているから。
街のことなら何でも把握しているホン班長は、困った人がいるとどこからともなく現れ、問題を解決していく。
また、コンジンで育った彼は子供の頃から神童と呼ばれるほど優秀でソウル大卒の秀才。喧嘩も強い。性格はおおらか、かつ誠実で街の人々からの信用も厚く、街になくてはならない存在。
とにかく、ホン班長のように「何でもできる男」は文句なしに魅力的だ。
「頭がよくて頼りになる男」というのは、それだけで大きなアドバンテージを手にしているわけで、人に好感を持たれるにきまってる。
そしてこの「何でもできる男」は、ヒロイン、へジンが困っていれば、すかさず現れ、助けの手を差しのべる。日頃は憎まれ口を叩き合っていてもいざという時に絶対的に頼りになる男、それがホン班長なのだ。
ちなみにこれ、恋愛ドラマでヒロインの相手役としてすごく大切な要素。
たとえば「愛の不時着」のリ・ジョンヒョク。彼もユン・セリが窮地に追い込まれると何をおいても駆けつけて助ける。または問題を解決する。
この姿勢は、ヒロイン側からすれば「守られている」という安心感につながり、それこそが視聴者を惹きつける要素になる。
同様に、ホン班長のいざという時に絶対的に頼りになるキャラクターも、視聴者をググッと惹きつけるのだ。
そして、ヘジンにとっては、ホン班長の学歴が大きな魅力になっている。
ホン班長に「ソーシャルポジションが違う」と上から目線言い放ってしまう現実主義なへジンが、男を選ぶ要素としてそれを重要視しているのは明白だ。フリーターのような生活をしているホン班長に一目置いているのも、彼がソウル大学卒だということが確実に影響している。
さて、ヒロインの相手役として申し分ない資質を備えたホン班長だが、彼には悲しい過去がある。
ひとつは、子供の頃に両親を亡くし、その後、頼りだった祖父にも先立たれた。孤独な少年時代というのは彼が抱えるの傷ひとつだ。
もうひとつは空白の5年間。
8話まで見た限りで想像できるのは、かつて結婚していて(または恋人がいて)、愛する人との間に子供がいたのではないかということ(本に挟んだ写真に写っている女の人と赤ちゃんの写真から推測)。そして、何かしらの原因で彼らを失ったであろうということ。
そのことは街の人々を含め、誰も知らない事実。
酔ったホン班長が、へジンの肩にもたれかかり「俺をおいていくな」と涙を流したのも、この「誰も知らない事実」が影響しているわけで。
これが今後の物語のキーになる。
ともあれ、ホン班長とへジンの恋は「チPD」という善良そうなライバルの登場で加速する見通し。
今後もロマンティックコメディらしい展開が期待できそう。
2.キム・ソノが演じるからこそのホン班長
前述のとおり、ホン班長が魅力的なキャラクターであることは間違いない。
そして、その魅力を引き出したのがキム・ソノ。
正直なところわりとありがちなストーリーなのに、このドラマにものすごく惹かれ癒されるのは、間違いなく魅力溢るるキム・ソノが、魅力的なキャラクター、ホン班長を演じているから。
ということで、ここからはキム・ソノの魅力について綴りたい。
まずはルックス。
文句なく、キム・ソノはカッコいい。
スタイル抜群、整った顔立ちと爽やかな笑顔。
それにプラスして、なんというか、カッコいい中にもイイ人な感じが表情から溢れていてそこに魅力を感じるのだ。それも不器用なイイ人。うまく表現できないけど。
そして、声。
個人的には彼の声に強烈に惹かれている。
どちらかというと、見た目が優男系のキム・ソノだが、声はすごく男らしい。
低めの声で彼が話すたびにドキドキしてしまうのは私だけではないはず。
「優男顔から出る男らしい声」というギャップに萌えているのかも。
もうひとつ。
Tシャツやチェックシャツなどなど、カジュアルな服装に洗いっぱなし風の髪型もツボ。
韓ドラにおける「男のオフ」の証として表現される「前髪が下りた状態」がデフォルトのホン班長。
どこにでもいるお兄ちゃん的な演出が、ホン班長から自然体な雰囲気を醸し出し、親しみやすさを感じさせる。つまりはこの演出が数々の良き効果を引き出しているのだ。
(↓男たちの前髪についてはこちらの記事をご参照↓)
ただ、ひとつ気になるのが。
時々ではあるがリップの色が濃過ぎること・・・。
これは「スタートアップ 夢の扉」でも思ったことだけど、色白の彼の口もとは、時に赤過ぎる。。
ともあれ、「海街チャチャチャ」では、ホン班長のキャラクターとキム・ソノが持つ魅力の相乗効果が存分に発揮されている。
そのおかげですっかりキム・ソノに魅せられ、彼が出演した過去作品を見倒してしまったくらい。(これ、「愛の不時着」のヒョンビンに恋した現象の再来だったりする)
それくらい今の私にとって、何度でも見たくなるのがキム・ソノ。
本日の23時から配信の第9話が待ち遠しい♪
*こちらはキム・ソノの軌跡をたどるべく、「最強配達人」「トゥー・カップス」など、キム・ソノの過去出演作について紹介した記事です。
↓是非ご覧くださいませ。↓
*こちらは、Ep12配信時点で書いた記事です。
ホン班長の「過去」が簡単に明かされない理由について書きました。
↓是非ご覧くださいませ。↓
トップ画像:tvN「海街チャチャチャ」公式サイトより引用
http://program.tving.com/tvn/chachacha