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#010■少子化な日本にスポーツのシーズン制のスゝメ (その2)(全5話)

<色々やれること>

本稿その1では、北米では小〜高校の期間中、秋にバスケやバレー、ラグビー、冬にサッカーやアイスホッケー、春から夏休み前まで野球やラクロスと、1年で3つほど競技ができると書いたが、複数競技をほどよくできると言うことは、自分の適正を見極めるチャンスがその数だけ在るということ。

しかも、何年かシーズン毎に繰り返しやるなら1シーズンだけで見極める必要もなく、ましてや体験で数日やるだけでどうするか決めて、その後に年中そのスポーツだけに取り組む訳でもない。

期間が短いと言ってもちゃんと公式戦もある。それがリーグ戦なのか、トーナメント戦なのかは確認してなかったし、地域によって大会の形式は違うとは思うが、公式戦はやってたので、お遊びではなく、ちゃんと取り組める環境でもある。

1クラブのみがシーズン制だと、力の差が出てしまうが、もちろん地域のクラブが同じシーズン制なので、それにそった公式戦の運営もなされている。

チームジャージ (ユニフォーム) については、レンタルだと聞いたので、競技ごとの出費は抑えられている。もっともさすがに練習着や基本的な道具までは基本的に各家庭に委ねられてはいたと思うが。

これは留学の解説本で読んだ限りだが、野球留学でアメリカの高校に行くケースが取り上げられており、通年でひとつの競技がやれる学校やクラブもあるようだが、多分レアケースだと思う。

シーズン制の最も良いと思われることは、取り組めるチャンスが多いこと。これは子供の能力を試せ、可能性を広げられる極めて合理的なことだと思う。

まあ、学童野球の親をやってきた自分からすると、毎週末、子供も大人も仲間が集まる環境が楽しかったので、そのメンツで会う期間が短くなるのは寂しい部分はあるが、それとてスグに慣れることだし、各競技で顔を合わすメンツも大体似たり寄ったりになるんではないかと思う。

またシーズン制のメリットとして、少子高齢化が進み各種目の競技人口減少が課題となっているが、年間の日数は少ないものの、複数の競技に取り組めると言うことはそれだけ競技人口の増加につなげられるということである。

加えて、競技の適正の見極めができ、見極めた上で本格的に適正にあった競技を深掘りできるので、ひいては各競技の強化につながる。

あと、もう一方のメリット「やりすぎない」について述べたい。

ちなみに、雨トークのWBC芸人回のヌートバー紹介で「(高校時代?) 野球とアメフットの二刀流」と紹介があったが、いやそれが普通やねん、てなもんである。

(その3へ続く)


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