みのう
実父によって家庭崩壊しました。
物心がついた頃には、母の髪の毛は薄くなっていた。 父の度重なる暴力の中で 母は髪の毛をつかまれ、頭を大きく振られ 暴力が止むと部屋中に髪の毛が散乱していた。 朝目覚めると、母の片目瞼は紫色に腫れあがっていた。 時には眼球が赤く染まっていたこともあった。 我が家は母の我慢の中でかろうじて成り立っていたが 家庭崩壊までの時間稼ぎに過ぎなかったと、今は痛感している。 父は、祖父が作った小さい会社の跡を継ぎ 若いうちに「社長」と呼ばれる地位に就いた。 社長といっ