千賀滉大の契約詳細
以前の記事で紹介した千賀滉大の契約の詳細が決定。2027年までの5年7500万ドルと報道されていたが2028年のオプションなどを含む細かい契約となっていた。背番号は34に決定したようだ。一時、トム・シーバーが背負っていた41と言われていた気がするが、ノーラン・ライアンの34になったようだ。メッツにとって、ノーラン・ライアンは呪われた番号のような気がするが。。。
基本年俸
オプトアウト条件
3シーズンで400イニング、シーズンあたり133イニング強なので、先発ローテに定着したら十分に投げられるイニング数。ちなみに近年の日本人投手の最初3年は、ダルビッシュ:545回1/3、田中将大:490回、前田健太:435回1/3、と余裕で投げられるイニング数でもなさそうだ。特に近年の先発投手はイニング数が減っている+千賀がイニングを食える投手ではないという現状がある。ここ2シーズンの先発ローテがベテラン揃いであるメッツが、オプトアウトできるイニング数に達しないように調整する、という状況は考えづらいと思う。
ノートレード条項
最初の3年は全球団に対してノートレード。3年でオプトアウトと思っておけばいいかなと。
受賞に関するボーナス
2028年の球団オプション
シアトル・マリナーズがルイス・カスティーヨと結んだエクステンションの中にも入っていた条項だが、肘の故障で長期離脱した場合への保険的条項。行使されないにこしたことはないが、フォークボーラーで肘の故障歴もある千賀には重要なオプション。
細かいボーナスの条項
雑感
市場価値や千賀の実力を考えて無難にまとまったいい契約だと思う。また、千賀はWBCへの出場も前向きに考えているようだが、メッツの意向次第ともしている。参加するとしても米国ラウンドからの参加ということで、ダルビッシュ、大谷とは状況が違うかもしれない。それなりの長期契約を手にしているだけあって球団も慎重にならざるを得ないだろう。ファンとしては、前回大会のアメリカ戦で見せたピッチングを、もう一度見たいと思う。