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女子野球クラブ選手権

8月26日から千葉県成田市と佐倉市の球場3カ所を使って、女子硬式野球のクラブ選手権が行われた。以前は10月10日前後の数日に行われたが、今年はこの時期になり、今まで8月に愛媛県松山で行われてきた伊予銀行杯が10月に行われる。台風の影響で2019年が中止になったものの、※2019年は関東地区のクラブチームを小貝川グラウンドに集めてトーナメントが行われた。
それ以外は毎年、行われてきた。そして、今年は今までやりたかったことが詰まっているようにキッチンカーなどがでて、拡がりが感じられた大会だった。

自分的注目チームは一つはずっと見続けている、女子硬式野球クラブチーム侍、もう一つは九州ハニーズ。

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26日の大谷津(おおやつ)球場での侍と東近江バイオレッツの試合。東近江は安定して強く、選手層が厚いという印象があるチーム。結果は4回コールドで11-1で東近江バイオレッツの勝利。侍側はスタメンで入った岩本侑里英が2打数2安打だったことが今後への希望の光かもしれない。

10月の時も雨に振り回されることは多かったけど、今回の雨に振り回された大会となった。侍と東近江との試合も1時間以上の中断。両チームの選手や次の試合の選手も含めた必死の復旧…あの復旧の光景は非常に印象的だった。

侍と東近江との試合後、ナスパスタジアムへと向かった。九州ハニーズの試合を観るためだ。

ナスパスタジアム、到着したら土砂降り。それどころか雷も鳴り響く。聞けば、九州ハニーズとシリウスの試合の前、はつかいちサンブレイズとZENKO BEAMSの試合が始まったところで雨で中断となったそうだ。中断のおかげでこの2チームの熱い試合を観られたのはよかったのだが、この雨には参った。

九州ハニーズとシリウスの試合は午後6時をまわり、6時15分ぐらいから始まった。2回までは0-0だったが3回に九州ハニーズは先発投手の百田陽菜の先制ソロランニングホームランで先制すると一気に17点。3回コールドで17-1で勝利。

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翌日の27日、成田大谷津球場での第2試合は昨日大勝した九州ハニーズと女子プロ野球に所属した選手も多く存在する東海NEXUS。試合はタイブレークにもつれ込む熱戦。タイブレークはノーアウト1塁2塁からスタート。8回表は東海NEXUSが2点確保。これで逃げ切れるかと思ったら九州ハニーズは3点を取り返しサヨナラ勝利。26日の試合といい、この27日の試合といい、強さを十二分に発揮している。そして、百田投手は26日に引き続き27日も先発し、この試合では完投した。

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九州ハニーズ、かなり少ない人数でこのクラブ選手権を闘っていた。結果はご存じの通り、準優勝。その少ない人数でいかにして勝ち、そして次の試合、将来につなげていくか、そこまで考えているように首脳陣の振る舞いからは感じた。監督の宮地克彦氏やコーチを務める小林亮寛氏、水野祐希氏もNPBプレー経験だけではなく、色々な経験をしてきた人物のように感じられる。小林亮寛氏は実際、台湾プロ野球や韓国の独立リーグなどでプレーしているし、何度も12球団合同トライアウトを受けていたのを覚えている。前にも書いたかもしれないが、それだけにいろいろな視点で物事を考えることができて、かつ、選手たちもその考えを実践できる人材が揃っていたからできた結果のように思える。

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ちなみに自分が行けたのは28日まで、この日は試合は始めることができたが、雨で1回終了時点で中断。結局、継続試合ということで翌29日に試合を行った。4番ピッチャー楢岡は最後まで観ていたかった。

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