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2/15(土) 果樹園 ぶどう剪定
柿の剪定が終わったのでいよいよぶどうの剪定を開始しています。
ぶどうの木が一番本数が多く早く進めないと春が来てしまいそうで少し焦り気味です。
ぶどうはスモモや梅と同様に毎年かなりの新梢が出ます。それを全部切り戻していく作業を繰り返し行います。
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仕立て方は大体70センチ程の高さで主枝を横にT字型に配置し、そこから毎年の新梢を上側に伸ばす垣根仕立てと呼ばれる仕立て方にしています。剪定方法としては短梢剪定という方法を採用しておりフランスではコルドンと呼ばれ、醸造用ぶどうの仕立て方として海外では一般的な手法です。
日本は雨が多く湿度が高いため、頭より高い位置に棚を作ってそれに這わせる棚仕立てが一般的ですが、ぶどう棚を作るのは非常に大変で且つ費用も掛かることと、個人的に垣根仕立ての景観が好きなので垣根仕立てを採用しています。
ただうちでは新梢を伸ばした時、一般的な垣根仕立てとは少し異なりYの字になるように誘引しています。
これにより葉っぱが重なることを緩和し、なるべく風通しを良くして病気になりにくくすることを目的としています。
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短梢剪定なので、主枝から出た新梢を毎年元の位置まで切り戻しますが、うちでは基本的に一つ目の芽を残し、ちょうど2芽目のところを切るという方法を取っています。下の写真の指のところが2芽目に該当します
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この芽の部分を切り落とします。
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芽を切るので犠牲芽剪定と呼ばれます。
活きている枝を切るとこの通り断面は綺麗な黄緑色で真ん中に髄と呼ばれる茶色の部分が見られます。
チョキチョキ切っていくと、この通り。かなりさっぱりします。
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急いで作業を進めてたら剪定鋏がスカスカしだしました。よく見るとバネが折れてました。
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毎年この時期はかなり酷使するのでとうとうバネが寿命に達したようです。急いで近くのホームセンターで交換バネを購入し、作業を続けました。
梅が早くも咲き始めました。
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