2月7日㈫
今日も着物を着た。
小春日和であったかかった。
やっぱり春が一番好きだなぁと感じた。
その中でも順番があって、
一番は、桜がもう少しで咲くころの
そわそわする時。
あの何とも言えない、あともう少し、
あともうちょっと。
満開を迎えてしまえば
あとはお別れに向かってしまうから
花盛りになるまでの感じがすごく好き。
ちょっとまだ寒いけど、
ピンク色や若草色を身にまといたくなる、
もう芽吹く色になってしまいたいような、
そんな季節が好き。
あとは、花も咲く前のまえの、
雪解けと春一番が吹く時期も好い。
アスファルトの雪が溶けて、藍が映えたり、
夕焼け空のおぼろな桃色だったり。
これから新しい季節、環境がはじめる
というワクワクしてくる感じも好き。
春って季節の中で、一つだけ非日常世界にいる
感覚だ。
夏はじりじり暑いし、
秋は夏の残りの暑さと冬の寒さが入り混じって、
冬はもう冷え冷えする日々が続く。
でも春ってだんだんと
おひさまのあたたかさが増してきて、
心が前向きになって、
外にお出かけしたくなる気分になる。
これから何かが始まりそうな
予感がする。
だれかと素敵な人と
めぐり逢ってしまう気がする。
夕焼けの桃色に包まれて、
桃色、橙、水色の空に
吸い込まれて。
さいごにはどこからか流れた
眠気とともに夢を見る。
そんなのんびりした
毎日が非日常な季節。
あともう少し。
だんだんと距離が近くなっていく。