いつかの朝
毎日当たり前のように生きていると、この世界は人が支配しているように錯覚してしまう。ビルに囲まれた中を歩いていると、余計にわからなくなる。
電車に乗って、分からない空気で呼吸をする。
だけど無条件に空は綺麗で、空が銀色の日には、水色が一段と鮮やかにみえる。
雲の姿がみえなくなると、一面ガラス張りのビルから、
青空と少しの雲と、
微かな木々と何処かに向かう鳥がみえて
あぁ、共存しているとこんなに素敵な景色があるんだと、
自分が大きな世界のほんの一部であることを思い出す。
あおむしははらぺこ より
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