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東京に行ってみて

こんにちは♪
車いす大学生のみのりです。

私は就活生として、何度か東京に行かせてもらいました。

そこで感じた、岐阜と東京の違いを書いてみたいと思います。

東京は人口が多い


いや、当たり前なんですが、やっぱりすごく感じました。

人口が多いから、

①エレベーターに全く乗れない
エレベーターが来るまですごく待ちました。
岐阜はそもそも階数が低いから、待つことはほとんどないのかなぁと感じます(笑)

②多目的トイレが使われている。
 結構な頻度で、多目的トイレが使用中です。他の階に行っても空いていない。そして、案外ユニバーサルシート(多目的ベッド)もないのです。

③段差が多い
 これがびっくりしました。案外岐阜の方が段差少ないのでは?と感じます。やはり、人が多いので、一店舗あたりに使える敷地面積が小さいため、その中に車いすが入れる幅と、設置できるスロープが少なそうです。

公共交通機関に気兼ねなく乗れる


公共交通機関の発達が素晴らしいです。

特に、電車の都営大江戸線は、全ての駅の段差が解消されていて、駅員さんを呼ばなくても乗り降りができます。

都営新宿線と大江戸線は全駅で段差解消対策が行われています!


一方、車社会の岐阜では、電車の駅がそもそも、バスがあればいい方。

電車も一部ありますが、JR東海道線で対策がされているところは、岐阜県はひとつもありません。
スロープを準備してもらわないといけないので、気兼ねなく、とはいきません。

バスでも差が!


先日、岐阜のバスは固定に時間がかかって乗りにくいという思いを書きました。
しかし、東京のバスは、スロープが一番簡単に取り出せるものが採用されており、さらに、車いすをほとんど固定せず、そのまま出発しました!(都営バスにしか載っていないので、それ以外はわかりません。また調べてみたいです。)

時間にして2分もかかったでしょうか。
岐阜のバスは5分以上は当たり前だったのでびっくりです。

固定をしないことを全面的にいいことだとは思いませんが、固定したい人はできる構造にはなっているので、選択できることがありがたいです。

バスの本数も比較的多く、こんなに簡単にバスに乗れるなら、バスの方が楽かもしれないと感じました。

人のやさしさは変わらないのでは?


私、勝手に思っていたのです。
東京人は冷たいんじゃないかって…

しかし、全くそんなことはありませんでした。
人が多すぎるから、いちいち人に干渉はしないかわりに、困っていると助けてくださる感覚を味わいました。

都市社会学の本にも書いてありました。
「干渉しないことがマナーである」
そうなんだなぁと感心しました。

一方で、東京に住む人の多くが、他地方から上京してきた人たちだから、お互いの悩みが分かると。

だから、助け合う必要があるときは手を貸す。

私も数回の東京行でしたが、人のやさしさに触れる機会が何度もありました!

色んな意味で刺激が多い


社会の陰と陽が共存する、正直少し怖い街だなとも感じました。

社会でキラキラ輝く人が行きかう新宿という町でも、少し奥に入ると、犯罪すれすれ、いや、犯罪を見逃されている若い子たちがたくさんいて。
ホームレス状態の人たちもたくさんいらっしゃいました。

多分この場にいたら、たくさんのことを吸収して考えられるんだろうなと感じました。

なんだか社会学的な話になってきてしまいました。

終わりに


東京は、車いすユーザーにとっては暮らしやすい街だと感じました!
待たないといけないことや人の多さはありますが、特に車が運転できない車いすユーザーの快適な移動にはうってつけです。

この面白い土地、もっと知りたいと思う一岐阜県民でした(笑)

みのり


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