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バリアフリートイレマップを広げたい!【Check A Toiletの使い方、魅力を徹底解説!】

こんにちは!
車いす大学生のみのりです♪

これまでユニバーサルシートの普及を、岐大で立ち上げた団体「ゆにぃんくる」で行ってきましたが、その中で見つけたこのサイトをぜひみんなで活用していきたい!と思ったので、使い方から、なんでこのサイトがいいのか、共有したいと思います!!

Check A Toiletとは?

チェックアトイレットは、全国誰でも、町中のユニバーサルデザインのトイレを登録、検索できるトイレマップサイトです。

現在7万件以上の登録があるというので驚き!

私がこのサイトを使いやすいと思ったのは、「自分に必要な情報をキャッチできるから」です。

サイトの使い方

①検索する

様々な方法から検索することができます。
・目的地の住所や施設名から検索
・地図上で検索
・必要な設備から検索

私が一番使いやすいと感じるのが、
必要な設備を指定して、その設備があるトイレを検索できることです!

たくさんの情報の中から、自分が欲しい機能にチェックをつけて検索すれば、その機能のあるトイレを表示してくれます。

実際に検索してみる

ぜひ一緒に検索してみましょう!

私は、「岐阜駅から近いユニバーサルシートのあるトイレ」を調べたいと思います。


「トイレを検索する」を押す


「詳細内容を選択してさらに絞り込む」を押す


まずは「岐阜駅」でエリアを指定して、「目的地へ移動する」を押す


「介助シート」チェックをつけて検索する

他の点もチェックしたくなりますが、最低限必要なところだけのチェックしたほうがよいです。理由は後ほど。

すると、近くの行くことができるトイレが出てきました!


注意が必要なところ

①過去の情報で現在はないことがある
 どうしても個人が一度登録して、そのあと定期的にチェックしているわけではないので、すでにトイレが撤去されているところなどもあります。

登録日をチェックして、あまりにも古いと感じたら、事前に確認するとよいでしょう。

例えば、「オークワ名鉄岐阜店」
こちらはお店自体もうありません。

②詳細検索で登録されていない情報がある。

情報の登録漏れや詳しく登録されていない場合、上の画像の「詳細内容を選択する」で選択しても、表示されません。

例えば、2015年に登録された岐阜県庁の情報には「ユニバーサルシート」は載せられていませんでした。
しかし、現在設置されています。
当時はなかったかもしれませんが、すべての情報がしっかりと登録されていないことも多いので、せっかくある検索方法がうまく活用できないかもしれません。

すなわち…よりみんながトイレに行きやすくなるには、ぜひとも皆さんのトイレの登録をお願いしたいのです!!!

トイレの情報の登録があればあるほど、「車いすだからトイレに行けない」「トイレはあっても自分が行けるトイレじゃない」という悲しい状況を減らすことができます。

ここからは、登録を一緒にしていきましょう!

②登録する

登録するには、チェックアトイレットに会員登録する必要があります。
メールアドレス等で簡単に登録でき、無料で変な迷惑メールが入ってくるなども一切ないので、安心して下さいね。

会員登録が完了したらトイレの登録をしていきましょう!

まずは、施設名または住所を入力して、目的地に移動します。
このとき施設が見つからなかったり、赤いピンが違うところにあったら、地図を移動させてピンの位置を調節してください。

情報を入力していきます。

備考には必要そうなことをたくさん入力しましょう!
上の画像では、利用可能時間の詳細、最寄り駅、ユニバーサルシートの設置場所を追記しています。

また、写真があるとよりありがたいです。

ピクトグラム、情報の意味が分からない…という場合は、

↑に詳しく書いてあるので、ぜひご覧ください。

無事登録できました!


自分が登録した施設なら、いつでも編集ができます。
もしほかのだれかが登録した情報を編集したい場合は、新規で登録するか、問い合わせから変更できるようです。

このサイトの魅力二つ目は、見ただけ、情報提供だけでも登録ができることです。
もちろん利用者同士、当事者同士で登録したり見たりできるのはよいですが、やはり当事者だけでは情報が増えていきません。
このサイトに登録する作業をしていくと、トイレにはどんな工夫があるのか、どんなトイレだと誰でも使いやすいのか、自ら感じることができます。
そうすることで、より多くの人にユニバーサルトイレの重要性を知っていただけるなぁと感じました。


このようなサイトを作られた人はどんな方なんだ!ということで、直接連絡を取ってみました。すると、すぐに取材OKの返事をいただくことができました!

ここからはこのサイトの創設者、NPO法人チェックの金子代表のお言葉を☆

創設者に聞いてみた!


み)なぜこのサイトを立ち上げたのですか?

代)もともとは経済学部で福祉にはつながりがありませんでした。やりたいことを探していく中で、旅行業界に興味を持ち、その中で福祉施設の旅行に関する需要が多くあることを知りました。時は2002年です。まだまだ多目的トイレもエレベーターもないような時代でした。
この課題に直面したとき、まずは紙媒体でマップを作りました。
そこから、IT業界に転職したこともあり、wikipediaの地図版のようなものができたらいいなと思い、周りの人に声をかけて作ることに決めました。

み)課題から自分でやってみようと思われたのですね。私の団体を立ち上げた時を思い出しました。しかし、こんなにも当事者にとって必要な情報を登録できるように考えられたサイトを作るには、かなりの労力が必要ではなかったのでしょうか。

代)そうですね。近辺の自立生活センターをひとつひとつしらみつぶしに歩いてまわって、当事者のみなさんに、「どんな必要が欲しくて、逆にどんな情報は必要ではないのか」ということを伺っていきました。
当時はほとんど介助シート(ユニバーサルシート)もなかったですが、必要なことを知って、項目に入れることができました。
最初は本当に金なしでした(笑) でも、賛同してくださる企業さんや地図の会社さんが出資をしてくれたり、グーグルとも連携して地図を利用することができたりして、データとしての価値が高いことも証明できました。

み)完成したのはいつですか?

代表)2007年の7月です。

み)今後はどのように活動していきたいと思っていますか?

代表)『だれもが気兼ねなく外出できる社会』を目指しています。
全国の多機能トイレの情報が登録されたらいいなと思っています。
また、ユニバーサル地図を地元の企業と一緒に作成したり、イベントのための地図を子どもたちと作るなどもよりやっていきたいと思っています。

チェックアトイレット、わかりやすいピクトグラムと詳細な情報に、私も助けられたし、きっと多くの人が助けられるんじゃないかなと思いました。
自分だけでなく、家族のもしもがあったときに、このサイトがあることを思い出して、外出をあきらめないでほしいし、そんな助け合いができるように、まずはひとつから、見つけたユニバーサルトイレの情報を登録してくださったらうれしいです。

登録の仕方が分からないなど困ったことがあったら、私のInstagramからぜひ連絡下さい!
また、「登録したよ!」っていう声もお待ちしています!!!

みのり

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