シリーズ:葛原妙子鑑賞#4「とり落さば」 2 みのり 2024年12月22日 21:58 とり落さば火焔とならむてのひらのひとつ柘榴の重みにし耐ふ葛原妙子『燈黄』落としてしまえば火炎となる柘榴。戦争の象徴である爆弾だろうか。それとも情や念の類であろうか。柘榴の一つがヒステリーを起こすかのようで、慎重に扱わなければならないと感じさせる。「ひとつ」という言葉がその重みを感じさせる。「ふたつ」ではダメなのだ。ご存知の通り柘榴は赤い。火焔に比喩するのは直感的にも情景を思い起こさせる。https://ja.wikipedia.org/wiki/ザクロ#短歌 #葛原妙子 #短歌鑑賞 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #短歌 #柘榴 #短歌鑑賞 #葛原妙子 2