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昭和100年の終焉

 フジテレビの記者会見。全編見る体力と時間はとても持ち合わせていないので、ネットで知る情報のみですが、フジテレビはここまで追い詰められているんだなと、全盛期を知る者としてはなんとも寂しい思いがします。
 
 テレビ局だけじゃない。マスコミに限らずあらゆる業界で、ずっと「普通」に行われていたことが今や許されないこととなり、「悪事」として堰を切ったようにあふれ出してきています。私と同世代の人たちは、逃げ切れるかどうかヒヤヒヤしてるんじゃないかな。

 この50年って、かつて人類が経験したことがないくらい、進化や変化が激しかった時代。通信手段一つとってみても、固定電話、ガラケー、スマホと、瞬く間に進化したもんね。

 技術の進化に伴って、価値観も大きく変化する。でも意識のアップデートが追いつかない人がいる。また年を重ねるに従って、アップデートを拒む気持ちがあったりして。特に令和に入ってから、価値観がすさまじく変化していると感じるのは、私だけでしょうか。

 定年を60歳から65歳に延ばす企業も増えてきて、体力がある人が働き続けるのはとてもよいことと思うのですが、一線からは引いてメインは若手に譲ったほうがいいですよ。価値観のアップデートには気力も体力も必要だから。

 今年は昭和100年なんだそう。昭和の頃は「普通」に行ってきたことで、世間からも「そんなもんでしょ」「それが持ち味でしょ」と暗黙の了解を得ていたことが、一気にダメ出し食らってる。

 フジテレビ、吉本興業、宝塚歌劇団、ジャニーズ事務所。昭和を代表するエンタメ企業が変革を余儀なくされるのを見るにつけ、昭和は100年にして完全に終焉を迎えたのだと感じます。

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みのむし庵主の1K日記
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