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minolyly
2019年7月31日 22:47
7/15 雨が降る前のむしっとする茹だる暑さの中、たまたま同じ時刻に上がりだった先輩とロッカールームで鉢合わせた。 ガコン ロッカーを開ける。 「あんたもつぎのバス?一緒にのろ」 先輩は、金色の王冠のチャームがついた、ピンクのラメ地のネイル爪をきらつかせながら、伸ばし途中のブロンドっぽい髪を耳にかけた。 カードキーを通し、道路沿いのバス停に並ぶ。 「先輩、この時間のバスで
2019年4月27日 19:33
「酔い覚ましに。」酔ってぽわぽわした頭を机に突っ伏していたら、コトンと置かれたぽってりした形の白いマグカップ。ゆらゆらと香ばしい湯気が立ち上る。 ブラックだ。ということと、彼の好きなエチオピアの豆だろうな。コーヒーの知識に乏しいのでそれくらいしかわからない。 いつからかわからないけど知らぬ間にわたしは大人になっていたらしく、ブラックコーヒーが飲めるようになっていた。ビールとブラ