オンライン学習の一日は、こんな感じ
今回は、オンライン学習の一日の流れについてお伝えします。
オンラインで大事なことは、つなぐ時間とつながない時間のメリハリです。
ずっとつないでいると、目も耳も疲れてしまうし、子どもの発達段階によって、集中力にも差があるためにです。個別ですすめるときはZOOMを切って自分で進めるし、みんなで学習するときや、スタッフに何か聞きたいときなどは、ZOOMにつなぎます。
例えば、小学生の場合、ある1日だと、こんな感じになります。
お家の中に、パソコンのある専用を部屋を作り、その部屋をこどもの森学園の分校みたいに考えていて、「学校に行ってきま~す!」とその部屋に入っていくところから始まる人も!
9時40分~10時 「朝のハッピータイム(朝のサークル対話)」
基本的に、クラスのみんながZOOMにつなぎ、カメラもオンにします。
司会の人と、発言する人だけがミュートを外し、聴いている人はミュートにし、質問があれば、手をあげたり、カードを出したりして、質問します。
低学年の場合は、時間がかかるので、2グループに分けて行っています。
全員が一言話終わったら、クラス担当のスタッフから、1日の連絡をします。おうちに、一日に流れを書いて、貼ってる人も。
10時~10時35分 「ことば・かず」
すでに送付してある教材などを、自分が立てた学習計画に沿ってすすめていきます。このときは、ZOOMはつなぎたい人だけがつなぎます。
わからないことは、スタッフに質問しながら進めますが、低学年の場合は、お家の人がサポートしてくださることも多いです。
10時45分~11時20分 「ことば・かず」
詳しい様子については、事務スタッフのおざともさんによる「事務員は見た」をご覧ください。
11時30分~12時5分 「テーマ学習」
クラスによって取り組んでいることが違うのですが、高学年クラスだと「2020春」というテーマに取り組んでいて、スタッフの説明を聞いた
り、みんなで意見交換する時間と、それぞれが調べて取り組む時間(スタッフの個別のサポートが受けられる)と、取り組んだことをシェアする時間などがあります。詳しくは、こちら。
12時5分~13時15分はお昼休み。ZOOMは切ってお家で休む人もいれば、ZOOMをつないだまま、友だちとおしゃべりする人も。
13時からは、運動不足になっているスタッフの提案で、やりたい人だけで毎日ラジオ体操をやっています。(子どもたちも、ZOOM参加します。)
13時15分~13時55分 「プロジェクトか選択プログラム」プロジェクトは、自分で好きなことをします。ZOOMにつないでいる人も、ZOOMを切っている人もいろいろ。虫さがし、おりがみ、カップケーキ、シャボン玉づくり、ルービックキューブの練習、ポケモン調べ、巻きずしづくり、ビーズ、びっくり箱、指編みのマフラー、ガンダムのプラモデルなどなど…。
14時~14時40分 「プロジェクトか選択プログラム」 選択プログラムは、スタッフと一緒にいろんなことにオンラインでチャレンジしたり、参加したりします。一例を紹介すると…
なかなか行けない学校の中を見てみよう!という選択プログラム「学校は、今、どうなってるんだろう?」
プロのカホン奏者の方と、音と鳴らしてリズム遊び「おんがくA」などがあります。
14時40分~15時 「帰りのミーティング(帰りのサークル対話)」
このとき、またクラスの全員がZOOMに集まり、顔を合わせて、今日一日で心に残ったことなどをシェアします。なかには、作ったものを、おいしそうにもぐもぐ食べている人や、得意気に見せてくれる人も。みんなが一通りしゃべり終わるとオンライン学習の一日の終了。
「バーイバーイ。また、明日ね~」 ZOOMを出ていきます。
こどもの森のオンライン学習の一日は、おおまかには、こんな感じです。
(日によって、いろんなことがあるので、若干違ったりはしますが・・・)
次回からは、一つひとつの取組みにスポットを当てて、ご報告したいと思います。
(おまけ編)
オンライン学習をスタートするにあたって、導入編、準備編に書きそびれた点をいくつかご紹介します。
①教材を送付。 各クラスで約1学期分の基礎学習の教材などをまとめて郵送しました。緊急事態宣言が解除されても、自宅学習を選びたいという家庭があることを想定し、1学期分を送付しました
②時間割の変更。通常よりも、開始時間を遅らせ、学習時間や昼休みを短縮したバージョンの時間割にしました。緊急事態宣言が解除された後、公共交通機関を使って登校することを選択する人のために、1学期間は、短縮バージョンの時間割で行うことに決めました。