事業者さんの動き。こっそり。
まつさか香肌峡環境対策委員会が大規模風力発電計画に対して事業者であるリニューアブル・ジャパン社に公開質問状を投げかけてひと月。今月末までに回答を求めていますが、この間事業者さんは何をされていたのか、チラッと情報が上がっています。
とにかくリ社さんは「まつさか香肌峡環境対策委員会」というのがお気に召さないらしく、なんとか切り崩そうとしている様子。住民の有志団体なら公開質問状に答えなくてもいいだろうとタカをくくっていたり、住民自治協議会に個々に話を持ち掛けて混乱を促そうとしていたり、行政のほうにも連絡があったり。委員会へのコンタクトは全く行わない中、まああっちこっちちょろちょろと動いてはいるようです。
少し前の新聞投稿でもあったように、風力発電計画が地域の、或いは自分の利益になると考えている住民もいることを頼りに、住民間の分断を図ろうとしておられるのでしょうか。どこかに崩せそうなポイントがないかと虎視眈々と動向を伺っておられるようです。この計画に賛成派の方が住民自治協議会を牛耳るようになれば、計画は前向きに進むかもしれませんからね。
とはいえ、自分たちの利益を追求する計画の為に、こそこそと住民の分断を願っての仕事って、果たして誇れるものなのでしょうか。他にいい方法もやることもないのかもしれませんが、なんだか気の毒です。
夏からのこの計画に振り回されての暮らしも長くなってきました。一旦絶望もしながらも、疲弊しながらも、憤りながらも、相互理解を大切にじわじわと人のつながりを増やして動いています。だからなんだかモヤモヤした嫌な感じは残りながらも、さほど擦り切れずに手を取り合っています。この計画があってもなくても、地域で前向きにやることは沢山あって、絶望があったからこそ希望を見出してこれからも動いていけます。
実際やっていることは地道な地道な署名活動と、その後どうするかの地道な地道な相互理解などなのですが、みんなで堂々と飯高の春を楽しむ余裕もあります。なんだかいろいろと乗り越えてきたからこそ、今年の春は美しい気もします。この先また一波乱、ふた波乱、諸々あるのでしょう。けれど今までもこれからも、こそこそとやましいことはしていません。足元をすくわれることになっても、難局を乗り越えてみんなの飯高の未来があると信じることができます。
事業者さんの希望はなんなのでしょう。お気に召さないまつさか香肌峡環境対策委員会に一撃を喰らわせたとしてもその先は?希望溢れるビジョンはあるのでしょうか?何が何でも建設計画を進めたとしてもその先は?いくつもの綻びがあるような計画に大勢の人を巻き込んで、ハラハラしないのでしょうか。まあ寄り添うこともしませんし、誇らしく仕事をされているのならそれで構わないのですが、ハラハラしてしまいますね。そうやってかき乱すのが狙いかもしれないので、心をかき乱されることなく、淡々とできることに集中していきたいです。質問状の締切りは明日ですよ。