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海外の今を知る!研修旅行in韓国
初めまして。
株式会社レベルフォーデザインでデザイナーをしている渡辺と申します。
入社して数年経ちましたが、会社に入ったらずっとやりたかったことがあります。
それは海外研修!
今年度はありがたいことに、社員全員で海外に行くことができました!ひとえに、いつもお世話になっているお客様のおかげです。この場を借りて御礼申し上げます。
行き先は色々な候補の中から、韓国・ソウルに行くことに決まりました。私自身、人生初めての海外ということと、元々興味のあった韓国の地に足を踏み入れられるということで、終始ワクワクしておりました!この記事では、実際に韓国に行ってみて感じた日本との違いや、韓国独特の文化などを綴っていこうと思います。
1 THE韓国!歴史息づく古の建造物をめぐる
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韓国到着後、まず向かったのが「水原華城(スウォンファソン)」。
長い塀で囲まれた広大なお城を前に、一気に「海外に来た!」と実感しました。総面積は130ha(東京ドーム約28個分)で、なんと全長は5.7kmもあるそうです。今回はガイドさんと周る旅なので、お城の歴史などを聞きながら、万里の長城?(行ったことはございません。)と思わせるほど長く続く外堀に沿って、ゆったりと散策いたしました。
個人的に面白かったのが、こちらの建物。
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この穴の部分から矢などを放つそうなのですが、なんともビビッドでコミカルなイラスト。独特な色使いでデザインの刺激にもなりました。
2日目はみんなで「景福宮(キョンボックン)」へ。
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こちらはTHE韓国歴史ドラマで見る景色!と言いたくなるほど、荘厳で美しい宮殿でした。日本の神社仏閣にはないような、朱色を基調に緑などの補色をふんだんに使用した色鮮やかな建物は、どこを切り抜いても美しかったです。韓国の歴史的な建造物や衣服など、色鮮やかなものがとても多い理由は、青、赤、黄、白、黒の5色を、「五方色(오방색)」と呼ぶ伝統があるからだそうです。
3日目は自由行動だったため、一部メンバーは伝統的な街並みが残る「北村韓屋村(プクチョンハノクマウル)」へ。
韓国は地震も少ないことから、今も昔ながらの建物が多く残っているそうです。
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2 超デジタル社会!街に溢れるサイネージたち
韓国に行ってまず驚いたのが、紙の広告の少なさです。街の至る所にデジタルサイネージが!
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また、サイネージ自体も小型なものから、曲面、商業ビルの壁面全面など、「そんなこともできるんだ…。」と驚かされるものも多くありました。
デジタル大国の洗礼を浴び、日本って遅れているのでは…?と少し不安にもなる一同。
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しかし、電車やバスの中にはサイネージや広告がほとんどなく(求められていない?)、日本と韓国の文化の違いも感じました。
3 アートな韓国!美術館を飛び越え日常にも
デザイナーの研修旅行!ということで、2日目には国立現代美術館ソウル館(MMCA)へ行きました。
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「瞬間移動」というテーマで展開される現代アートの展示は、韓国語未習得の私にとっては「考えるな、感じろ」という、かなりハードモードな鑑賞スタイルでした。ですが、ある意味言語や概念ではない別の観点から、純粋に現代アートを感じられてよかったです。これが、本当のアートということでしょうか。
また、私は行けなかったのですが、東大門のデザインプラザも圧巻だったそうです!建築家はザハ・ハディッド氏とのことで、韓国の本気度が伺えます。次回行く際には必ず見に行きます!
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生活と近いところにもアートが息づいていると感じました。例えば、街中の至る所で見かけたウォールアート。ポップなものや、トリックアート風などさまざまですが、日本とは違い、日常に溶け込んでいるところに魅力を感じました。
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聖水(ソンス)には、店舗の外装に大きなキャラクターが腰掛けていたり、モニュメントが店舗に乗っかっていたりと、かなり遊び心のある景観でした。韓国は街の中にアートが溢れていました。
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4 マシッソッソヨ!美味しすぎた韓国グルメ
私が最も楽しみにしていたもの。そう、韓国グルメです!
日本でもかなりポピュラーになった韓国料理ですが、せっかく行くなら、日本ではあまり食べないものに挑戦したい!そう決心し、韓国では気になったものを買っては食べ、買っては食べ…。飽き足らずお土産にも色々と買って帰りました。
特にガイドさんにお薦めしていただいた明洞のサムギョプサルと、2日目の昼食のカルグックス、広蔵市場(クァンジャンシジャン)で食べたユッケナッチタンタンイ(動く生タコとユッケ)は絶品でした…。
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とはいえ、韓国料理は日本人にも慣れ親しんだ味ではあったので、次に研修旅行に行く時は、もっと未知の料理を食べてみたいです!
【番外編】帰国!社内レポート発表会開催。
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社員研修後は必ずレポート発表会を開催します。研修旅行に行って学んだことをまとめ、5分程度で発表しました。発表でとても面白かったことは、全員が違う視点で同じ景色を見ていたことです。行った場所は同じはずなのに、建物に興味を持った人もいれば、歴史に興味を持った人、食、アート、人など、それぞれが全然違うことを感じていたことに驚きました。色々な価値観を知るという意味でも、とても有意義な発表会になりました。特別な日だけではなく、普段からそれぞれの考えていることを共有することって大切ですね。
終わりに
初めての研修旅行&海外は日本にいるだけでは感じられない刺激をたくさん受けることができました。初めて「外国人側」を体験し、うまくいかないことや日本との違いを痛感し、視野が少し広がった気がします。またこのような機会がやってくるように、引き続きデザインを精進します!
⚫︎この記事を書いた人
渡辺 このか(わたなべ このか)/ L4D / デザイナー
愛知県出身。食にまつわるものコトが大好きなグラフィックデザイナー。高津川リバービアのデザイン全般を担当。クライアントの笑顔のために試行錯誤中。ハッピーな世界を目指している。