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ChatGPTでコンセプト再現!どこまでオリジナルに近づけるか挑戦してみた

こんにちは、デザイナーの熊谷です。

最近、社内でもAIツールを使う場面が増えており、私も「ChatGTP」やAIツールを複数同時に使える「ChatHub」などを試してみたのですが、以前よりも自然な文章やどのように調整・改善をしたのか教えてくれる便利さに驚きました。
特に、アイデア出しの段階では、AIが提供してくれる多様な視点に助けられています…!

ただ、便利さを感じる一方で、「どうしてこんな回答になったの?」と疑問に思うこともあります。

そこで、AIをもっと使いこなすために「AIがサイトのコンセプトを書いたらどうなるか」という実験を行ってみました。今回のゴールとしては、「みんなのデザイン進化論」のサイトに掲載しているコンセプト文に近い形で、意味的に似たものを作成できたらOKとします。


現在、サイトに掲載されているコンセプト


まず最初に、サイト名だけをAIに伝え、コンセプト文を作成してもらいます。人間であれば「この少ない情報では作成できない」と言われそうですが、果たしてどうなるでしょうか?


1回目(サイト名のみ、伝えてみる)

文章だけを見ると、それらしく仕上がっていますが、ところどころサイトで目指したい方向性にズレがあったり、調整が必要な箇所があります。そこで、サイトの目的や重要なキーワードをAIに伝えてみることにしました。


2回目(サイトの目的を伝えてみる)

サイトの目的を伝えたことで、文章に明確さが出てきましたね。しかし、少しビジネス的な硬さがあり、記載した文章をそのまま引用しているように感じます。どのような調整や変更を加えたのか、もう少し掘り下げて尋ねてみることにします。


どのような調整したのか尋ねてみる

なるほど…。目的には「デザイナー」としての意識や行動が記載されていましたが、ターゲット層についての言及がなかったため、「デザイナー」が主な焦点になってしまっていました。

サイトの目的としては、デザイナーだけでなく、デザインに関わる方や、これまでデザインを意識していなかった方々にも「デザイン」について考えるきっかけを提供することがテーマです。そこで、改めてターゲット層をAIに伝えてみます。


3回目(ターゲット層を伝えていく)

提供した情報をそのまま反映しているように感じますが、一旦この文章でサイトに掲載する形に整えたいと思います。AIには、文章の形式を「問いかけ文」に調整するようお願いしてみます。


4回目(サイトに掲載する形に整えていく)

うーん…。まだ文章が硬い感じがしますね。
また、一部の内容が伝えたいことや文章のトーンと少し異なっているようですので、文章の方向性の調整をAIにお願いしたいと思います。


5回目(方向性の訂正、文章のトーンの調整)

大分、文章のトーンが柔らかくなり、問いかけるような文章になってきました。前提やキーワードを明確に伝え、具体的にお願いすることで、求めるアウトプットに近づけた気がします。
ただし、文章がまだ長かったり、問いかけが複数存在し、情報を絞り込む必要がありそうなので、引き続き調整をお願いしていきます。


6回目(情報を絞っていく)

全体的に文章は短くなりましたね!
ただ、個人的には文章に硬さを感じるので、AIに文章のトーンを柔らかくなるように調整をお願いしていきます。


7回目(文章のトーンを調整する)

7回の作成と調整を重ねた結果、最初よりも形が整ってきたのではないでしょうか。これまで何度か文章のトーンを柔らかくするようお願いしていましたが、曖昧な指示ではうまく調整できないことが多々ありました。

ですが、形としてはかなり近づいてきたので、今回の実験はここまでとしたいと思います。


まとめ

今回は質問形式でAIにサイトのコンセプトを、書かせてみたらという形で実験してみました。
何度か質問している中で感じたことなのですが、質問の仕方や前提、具体的なアウトプットの希望を明確にすることで、精度が上がることを実感しました。また、実験を通して、文章を作成するスピードや改善案を出すまでの流れを見て、改めてAIを使いこなすことで、業務の効率化ができそうだと実感しました。

AIツールを使いこなしている方々の中では、「プロンプト」を使うことで、
少ないやり取りで希望するアウトプットを得ることが可能だと言われています。例えば、「ラーメンの広告コピーを考えてください」よりも、「〇〇というテーマで、キャッチーな広告コピーを生成してください」と指示を出すと、AIは「毎日食べたい!極上のラーメン体験を」といった文章を生み出すことができます。

他にも既に決まった形式がある場合やデータ分析の場合、「プロンプト」を使うことで、1〜2回のやり取りで精度の高いアウトプットを得ることが出来るようになるようです。

また、AIによって得意・不得意が分かれるため、AI自身にどのような質問をするとアウトプットを出しやすいのか、尋ねてみるのも一つの方法かもしれません。

AIは人間では出せないスピードで文章などを作成してくれますので、うまく活用することで、良いアウトプットやクオリティを出すことができたり、自分自身でもできる幅を広げられるのではないかと思います。

今後もAIを使っての作成や実験は行っていきますが、もし「こんなことを知りたい」「試してみてほしい」といったリクエストがあれば、コメントでお知らせいただけると嬉しいです!

ちなみに、この記事のタイトルもAIに考えてもらいましたが、いかがでしょうか?タイトルが気になって、記事を来た方がいれば、ぜひ「スキ❤️」やコメントで教えてくださいますと著者が喜びます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


⚫︎この記事を書いた人
熊谷 千秋(くまがい ちあき)/  L4D / デザイナー
栃木県出身。WEB会社で得た知識や経験をもとに、WEB関連を担当している。もっといろんな人やデザインに触れたり、様々な案件に携われるように、日々勉強中。
Facebook:https://www.facebook.com/kumagai/
Instagram:@chiaki_kuma



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