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遺伝子組み換えのはなし

こんにちは。大嵩佳織(おおたけかおり)です。

突然ですが皆さんはお肉、食べますか?

ではそのお肉になった家畜たちは何を食べて育ったか考えたことはあるでしょうか?

今日はそんなお話を。


日本の家畜は穀物を食べている

牛、豚、鶏などの家畜は、トウモロコシなどの穀物や草、粕類などを与えられて育ちます。

では例えば、そのトウモロコシはどこから来たのでしょう?

ちなみに日本のトウモロコシの自給率は0%。ということは、輸入しているということですね。

日本がトウモロコシを輸入している国(アメリカ、ブラジルなど)では、そのほとんどが遺伝子組み換え品種。
つまり、私たちが食べているお肉は、遺伝子組み換えトウモロコシなどを食べて育った家畜であるということ。

遺伝子組み換え作物とは

簡単に言うと、

美味しいリンゴがある。

そのリンゴを病気に強いリンゴにしたい。

他の生物が持つ、病気に強い性質を、リンゴに直接持たせる。

ということ。

このような技術を使って、除草剤に対して強い作物にしたり、害虫に強い作物にしたりして、より手間やコストを減らそう、そして収量を増やそうということが行われてきているんです。

農家さんとしては、大変な作業が減り、害虫への対処が楽になり、収量が増えるとなればとても助かりますよね。


でもここで問題点が。除草剤や害虫に強い作物ができると、

・その作物以外の生物(微生物なども含め)が死滅する
 →生物多様性の損失(自然環境の破壊)

・それを超える性質を持った雑草や害虫が出てくる
 →さらに農薬に依存しなければならない

これを書きながらとても息苦しいです。どうしたら現状が変わるのか。
人間だけのために、自然も動物も本来の姿でなくなり、負担を負っている。

遺伝子組み換え作物の種 ~農薬とセットで~

(おしゃれレストランのメニューみたいになった)

ちなみに遺伝子組み換え作物の種は採取できないことになっています。

というのも、遺伝子組み換え技術を用いて開発された種子は、特許により知的財産権が保護されているから。

保護された種子を購入する際に、その種子で栽培したものの種子を採取しないという決まりになっているのです。

こうなると、農家さんは毎年その種を買わねばなりません。
そして、その作物が耐えられる農薬をセットで買うのです。

ちなみに日本でも売られているその農薬の有効成分は、かつて発がん性があるとされた成分です。

ちなみにちなみに、その農薬を使用禁止にした国があったり、その成分の使用や輸入を禁止した国もあります。

一方で日本は規制を緩めています。世界の動きの逆をいっています。


遺伝子組み換え作物 輸入の現状

さて日本では、トウモロコシ、綿、ナタネ、大豆のほとんどを輸入に頼っています。そしてこの作物の多くは遺伝子組み換え品種。

これらは、家畜の飼料や食品添加物として使われます。
サラダ油、マヨネーズ、果糖ブドウ糖液糖、しょうゆなど。

さて、今日のあなたの食事には、これらがどれだけ入っていたでしょう。


人体への影響

現状では遺伝子組み換え作物の人体への影響は明らかになっていません。
遺伝子組み換え作物が商業栽培されたのは1996年のこと。
まだ30年も経っていないのです。

だからこそ、しっかり考えて選択すべきではないかと思います。

ここまで読んで、遺伝子組み換え作物の摂取を減らしたいと思った方は、以下のポイントを参考にしてみてください。

・何が混入しているか不透明は、加工食品などを避ける
・「非GMO」などで検索
・遺伝子組み換え作物に対する規制の厳しい国からの輸入品を選ぶ
 (例:EU。ただしスペインとポルトガルを除く)
・オーガニック食品を選ぶ


オーガニックの理念には、生物多様性を大切にすること、未来への影響まで考えること、遺伝子組み換え技術を用いらないことなどが含まれています。

なので、体に及ぼす影響が心配な方や地球環境を大切にしたい方、家族の食に気を付けたい方などは、参考になさってみてください。


オーガニックの勉強をしていると、その分野がかなり広く、そして深いことを知ります。そしてnoteの投稿がすっかり滞ってしまいました(かつての毎日投稿の宣言はどこへ⁉)。
読んで下さる皆さんにとって、少しでも役に立つ情報になっていればと思います。

また、コスメの記事はたくさんの方に見て頂き、【スキ】を頂き、とても嬉しいです。ありがとうございます!

引き続き、応援よろしくお願いします!
(近々、公式ブログを開設予定♪)




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