VIVANTep8 テントってイイやつ悪いやつ?ベキの最終目的
残すところあと2話。9話では、テントの目的も明らかになりそうですね。
日本をテロで転覆させようとしているのかと思ったら、そうでもなさそう。
ベキの行動原理は「家族」にありそうと思った8話でした。
1.テントの家族観とベキの贖罪
視聴しながら、ずっと思っていたことがあります。
テントの人って家族大切にするよね。
ザイールも組織のためというよりは、家族を守るために自爆する的なこと言ってたし。
アリもめちゃめちゃ家族のこと大切にしていたよね。
モンゴルの家族観というよりも、ベキの教えが「家族は大切に」なのではないかと感じます。
乃木が「アリの家族を殺しました」と言った時のベキの表情。
家族を粗末にすることは、テントでは相当のタブーなのでしょう。
横領して粛清された人も、家族をダシに言い訳したから、余計に逆鱗に触れちゃったんじゃない?
これまでのベキは、擬似家族を作ってきたように感じます。
児童養護施設を作る
テントのメンバーに父と呼ばせる
ノコルを養子にとる
自分ができなかった、「父の役割」を再体験?
助けられなかった息子憂助への、贖罪の気持ちが見え隠れします。
ベキの行動原理は、自分が憂助にしてあげたかったことをする。
家族が揃って幸せに生きられる理想郷をつくる。
いたってシンプルなのかもしれない。
2.ベキの最終目的
となると、ベキのやりたいことは、
その家族観をもとにした理想郷の拡大なのか。
3年前から過激なテロを起こしてでもお金を集めて、土地を買い占めている。
ルミナスソーラーと組んでるのではないとすればw
建国しようとしているとみるのが妥当そう。
軍事力もある、未来を担う子ども達(国民)もいる、経済を引っ張るフロント企業もある、国旗もある、ということで、小さな国ぐらい作れそう。
なにより自分が建国説を推す理由は、ノコル様。
前回の記事でも書いたのですが、
7話の「ノコルに犯罪歴をつけるな」というセリフ。
これは、ノコルを元首にした新しい国家づくりを構想しているからなのではないでしょうか。
バルカのような共和国なのか、ノコルが王様の君主国なのか。
そのあたりはちょっと想像が追いつきませんが、父権が強いとすれば君主国を目指していてもおかしくはない。
王子様を通り越して、ノコル王誕生もあるかも。
ベキ自身は、なぜ元首にならないのか。
陽の部分はノコルに任せ、自分は闇の部分を負うつもりなのかもしれません。
しかし、気になるのは、テントはこの計画を急いでいること。
3年前から急に。
「ここ半年が勝負どき」というセリフもありました。
なんで?
もしかしたら、ベキの命に期限があるのかも…。
自分が生きているうちに、理想郷をつくり、それをノコルに渡したかった…なんて展開も考えられますね。
(だいたい、ベキは最後死んじゃうような気がしてならないのだ)
* * *
ベキが、養子のノコルに憂助の影を見ていたことは、想像に難くなく…。
養父の想いを継ぎ、理想を叶えようとした途端に現れた本当の息子。
憂助の代わり…とされてきたノコルの心情を考えると、切ないですね。
テントの目的は、
裏切られた日本への復讐。
日本(公安)のスキャンダルの暴露…
なのかと思ったんですが…。
思ったよりイイやつだったテントに、どう日本が絡んでくるのでしょうか。
(テロで孤児を作ってる矛盾も解決する?)
ノコルに犯罪歴をつけたくない理由はなぜ?7話考察はこちら
ト書き部分で考察を補完したい方はこちら
VIVANT感想まとめ