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VIVANTep9.5 テントを継ぐ者

もう最終回は、何も考えないで見るべき。
実際、どう収拾つくのか全く想像できない…。


1.最終話考察ポイント


(1)ベキは乃木が仲間を裏切っていないことを知っている

乃木が別班を裏切っていないことに、ベキは気づいているはず。

乃木には重さを計り分ける能力があり、黒須を撃つ際に渡された銃は1発の弾であることを知って、わざと1発目を外した。
つまり、仲間を裏切っていない。

それに気づいて以降、ベキは乃木を本格的に受け入れています。

だとすると、ベキがテントの内情を、あえてつまびらかに乃木に見せていることになります。
ノコルの会社の収支報告書を渡したのも、土地のことに気づいて欲しいから。
そこに明確な”意図”があるはず。


①ノコルの不正(裏切り)を見抜いて欲しい
(もしくは、ノコルの友達の裏切りを見抜いて欲しい)

②バルカ政府と日本政府のたくらみを見抜いて欲しい
(テントの真の目的を知った上で、協力して欲しい)

そんなことぐらいしか、思いつかなかった…。

①のパターン

ノコル裏切り路線
そもそもノコルは、父と違う考えで、なんらかのスタンドプレーをしようとしていた。
ベキはそのことに薄々気がついていて、乃木に探らせたかった。

フローライトの情報が政府にバレているのも、実は目的があって、ノコルやゴビがわざとリークした。
そのついでに、邪魔な乃木を陥れた。

この場合は、ノコルは闇組織のテントと手を切りたがっている…って感じでしょうか。
父を切りたいわけではなく、正攻法で稼ぎたい…とか?

ゴビ単独での裏切り路線
もともと登場人物にプロットされていながら、終盤になって現れるなんて、怪しさマシマシのゴビ。
絶対、何か企んでるでしょ?
(取り乱し方も、ミュージカルかってくらい演技がかってたぞ)

例えば、バルカ政府と結託してテントを内部から潰そうとしている。
テントを内部分裂→内部崩壊させることによって、戦わずして採掘権を自分の会社で独占。
バルカ政府の方も、フローライトの所有権を持つので、WINWINという取引をしている、とか。

②のパターン

バルカ政府はフローライトのことは、とっくに掴んでいた。
表向きノコルの会社ムルーデルの土地ではあるが、テントと繋がっているという情報をつかんだ。
テントを排除したいが、自分たちの軍事力では叶わないから、日本を標的にしているという噂を流して、日本(公安や別班)にテントを狙わせた。
そこに、日本とのなんらかの取引がある。
(テント潰してくれたら、採掘権の一部を日本に渡す、とか)

まあ、これらを知ったとして、乃木にできることも限られていると思うんですよね。
だからこそ、2週にわたりほぼ姿を見せない野崎が、解決のために動いてくれているのではないか、と期待します。
乃木がテントで何をしていたかのおもて面が9話だとすると、その頃、野崎が何をしていたのかの裏面が10話で説明されるのではないかと思います。

※公式が出している、考察ポイント。2話の「やることができた野崎」の行動も、ここらへんに繋がってくるのか?
正直その時の私は、”ナジュムに、バルカ警察にコーヒー差し入れるように頼んだのかな〜”とお気楽な想像をしていたのですがw


(2)日本のモニター誰?問題

治療中の別班さん達の隠し撮り、誰がしました?っていうね。

薫、長野専務、ドラム、ジャミーン…いろんな名が挙がっていますが…。
私は、モニターを装った誰かなんじゃないか、と思ってます。

じゃあ誰?というと、野崎しかいないのかな、と。
これ、解決に向けてのなんらかのアクションですよね。
じゃないと、あと1話で物語終わらないと思うんですよ(笑)

黒須のスマホで連絡取った時点で、テントのアジトの場所バレちゃったんじゃないの?
援軍、近くまで来てるのでは?
この後、黒須と協力して作戦を続ける必要があるので、
黒須に別班が生きていることを知らせるため、あえてモニターを装って別班生存の情報を流した…とか?

「乃木ィ!?…サン…」  ← 黒須、たやすい…(かわいい…w)

別班として、テントに潜入したことを言ってしまった乃木。
ベキに吊るし切りにされそうになってましたが、元々ベキがそのことに気づいていたのならば、この局面で成敗されちゃうこともないかと思います。


2.テントを継ぐ者


本筋が、どう解決するのかは正直わからん笑
だって、テントが義賊であったとしても、国際テロしちゃってますからね…。
”得体がしれない集団”が実態を持ってしまったら、このまま続けられるわけもなく…。

しかし、9話を見た限りでは、ベキがただただ人のいい父ちゃんにしか見えない。
あの笑顔の裏に、緻密な計画があるはず。
自分がいなくなった後も、テントの仕組みを恒久的に存続するための策を講じ、テントを継ぐ者を冷徹に見定めている…。
と思いたいんですけど、どうでしょう?


エピローグ妄想

このドラマ、
40年の時を超えた、愛を探す冒険物語

と公式がうたっています。
乃木憂助が、”本当の「愛」を見つける” ことこそ着地点のもよう。

乃木が探し当てる「愛」は、
父の家族愛
薫先生との間に芽生える恋愛
ジャミーンに対する人間愛
なのかな〜。

エピローグとして妄想するのは、

乃木は、別班を辞めて、薫先生とジャミーンとバルカで暮らす。
父の遺志を継ぎ、ノコルとともに孤児救済事業にあたる。

って、ベキ死んでもーてるやないかーい!笑
だって、死んじゃいそうじゃないですか?
息子のどちらかを庇って撃たれちゃうとか…
病気で死んじゃうとか…
生きて警察に捕まっちゃうって姿は、想像できないんだよな…。

もちろん、怪盗よろしく、馬に乗って颯爽と草原を逃げおおせるっていうラストでも、ぜんぜんいいですけどね!
「さらば、憂助!また、どこかで会おう!」
ってな感じで笑


* * *

まったくもって考察というより、
心の声を書き留めたレポートになってしまった。

正直、深い考察をするつもりもなく見始めたVIVANTでしたが、ここまで十二分に楽しませていただきました。
かくなるうえは、どのような結末が待ち受けていようとも、正座待機で10話を楽しみたいと思います!


おまけ:最終回に起こりそうなこと

・憂助が本当の愛を知った時、Fが消えてしまう(Disney Princess 憂助)
・ジャミーンが喋る
・実は、ドラムは話せる
・VIVANTには別班以外の意味がある
(ベキも憂助もノコルもジャミーンも”生き残り”)


第9話 でわかった”テントのあゆみ” はこちら

VIVANTゆるゆる考察・感想はこちら

小説版VIVANTはト書き部分がよくわかる


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