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この差って何。

今年の振り返りをしたいと思いつつ、
たぶんそれはまた別で更新すると思う。
結局仕事の話に繋げちゃうんだけど、
今の高校生・・・といってもうちの場合は
精神年齢が幼い子たちが多いから全然
年相応の子を相手にしているって気はしない
わけだけど、一番難しいのが進路指導。

去年、初めて3年生を担当したけど、
そこまでくれば多少進路希望は見えてきてる
子も多かったからまだ良かったけど、結局
そこに至るまでに自分の力で自分で
「何をやりたいか」をしっかり探し出せる子が
少ないのが今の特徴な気がする。
もちろん、「○○になりたい」「○○したい」と
目的がはっきりしている子もいるんだけど、
正直そんな子は稀にみる存在。
自分が今の仕事をしているのは、誰かに背中を
押されたっていうのはあるけど、一番は自分が
経験してきたことの中で自分にもできればと
感じたから。

こないだの面談でもそうだけど、まだまだ
漠然としている子が多い。
そんな子によく言っているのは、

・気づいたら夢中でやっていることは何か。
・これだけはやりたくないってことは何か。

この二点。これすら分からない子も中には
いるけど、今の自分にはここから考えさせてく
こと以外良い手段が思いつかない。
でも本当に謎なのは、何でここまでしたいことが
見つからないのかということ。
その子自身の問題なのか、あるいは家庭に問題が
あるのか。そもそも現代社会の何かに問題があるのか。
もちろん自分の導き方が下手くそなのもある
だろうけど、こんな状態で進路指導をするのは
本当に難しい。たとえば本人が思いつかないが故に
こっちが本人の特性から進路を提案したとして
それに乗っかってくれるとすればそれは一つ
ありなんだけど、面接試験とかで何故ここを選んだのか
ってなるとちゃんと答えられないと意味がない。
去年なんかは面接の質問に対する答えや
志望理由の文章を考えてあげる作業をどれだけ
してきたか・・・。本来こんなのは自分で考えて作って
いかなきゃ意味が無いのに、その力がないあるいは
自分の意思じゃなくて相手に決められるがまま
進めるからこうなる。
一体こんな状態の子たちに何をしてあげられるのか。
今回ははっきりとした答えが導き出せない。

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