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どの立場においても反省すべきこと。
三者面談が終わった。
最終日の今日が一番ヘビーな生徒が
揃う一日となった。一件一件
慎重に話を組み立てて、展開してと
やってきたけど、最後の面談では
なかなかうまくいかずモヤモヤが残った
まま終わってしまった。
その生徒は今学期に入ってから急に
遅刻が目立つようになってた。
しかもこの遅刻は朝寝坊とかではなく
故意によるもの。本人はクラスの騒がしい
環境にどうやら随分前からストレスを
感じていたらしい。正直2学期までは
我関せずといった感じで自分のペースを
しっかり保って全然平気そうに過ごして
いるようにしか見えていなかったのが
そもそも甘かったのかもしれない。
ストレスを抱えていると分かってからは
席替えを実施したりできる限りのケアは
してきたつもりだけど、本人の心は
なかなか晴れないどころか、肝心なことを
担任である自分には言ってくれなかった。
よく分からないけど、担任という存在が
どうしても受け付けないらしい。それは
自分が担任をしているからとかではない
らしいけど、そこすら信じられない。
本人のストレスを軽減するために
少しでも落ち着いた環境へと変化させて
いくことができなかったのはこっちの
力不足だし反省点ではあるんだけど、
でもその程度のことで逃げてるようじゃ
世の中渡っていけないじゃん。
だからこそ、ストレスを抱えていた
ことは理解できるけど、ワガママな
部分が出てきてしまったのも事実と
話をさせてもらった。その後母親に
何か思っていることは無いかと意見を
聞いたら周りで落ち着きの無い生徒たちに
対して、静かな環境じゃ無いと受け付けられない
子もいるんだっていうことを分からせて欲しい
といった要望が出てきて、それもまあ
分からなくも無い。
でも、やっぱりいろんなタイプの人間がいる
この社会の中で生き延びていくためには
そのいろんなタイプの人間とどうやって
無難に共同生活を送れるかという感覚を
身につけていかなければいけない。
そうやって考えると、この母親が言ってる
ことも自分の子どもに都合の良いように
仕向けようとしているだけにしか感じなく
なってしまった。だから相手の考えや
言っていることもちょっと違うような
気がしている。
そしてその生徒から担任には言えない
不満だとかを聞き出していた職員についても
問題視すべきだと思っている。
本人が口止めしていた部分もあるようだけど、
だからといって本当に何も担任に伝えない
のは失礼な話。相手をどうこう言う前に自分を
どうにかしろって話だけどそんなことは
分かっている。だからこそ受け止めている部分は
あるけど、周りもおかしいよ。
誰か一人が悪いとかじゃ無くて、みんな
何かしら間違っている。そこを一人ひとり
がしっかりと反省して次に活かしていこうと
行動できない限りこの問題は何も解決しない。
こんな日こそテニスでもして余計なことを
忘れたかった。