フィギュアの生産ロットはなぜ大きいの?
このnoteを開始してから数日が経過しました。うちの会社は、ミニカーやフィギュア、ぬいぐるみ等のグッズを制作しています。カバー画像は、以前に制作したフィギュアの写真です。ラバーPVCという材質でできていて、小ロットで立体物が制作できる特徴があります。通常のフィギュア制作の場合は、金型を作って量産するので、1000個以上のロットが必要になることが多いです。なんでそんなに!?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際はなかなか大変で。たとえば、材料手配に関しては、材料メーカーにある程度の量で仕入れる必要がありますし、成型に関しては、ある程度のテストショット(射出成型)をしないと安定してこないのと、塗装に関しては、生産前の段取りにかなりの手間と時間がかかるので、ラインを組んでしまえば100個も1000個も全体で見れば手間は大きく変わらない、という状態が発生するのです。そのため、生産ロットはどうしても大きくなってしまうのです。ただ、製法によっては小ロットの生産も可能で、たとえば、画像のフィギュアのようなラバーPVCという製法です。それでは今日は以上です。