【復職記録】1ヶ月経ってみて:居場所的な話
5月から復職して、ついに1ヶ月が経った。正直あっという間だった。実は、復職前、一瞬もう1ヶ月位休めばよかったと後悔していた自分がいた。元気になってきたとはいえ、回復したばかりだし、働いてまた元に戻ったらどうしようという不安もあったし、人生でこんなに長く休める機会はそうそうないから、なんだかもったいないという邪な気持ちもあった。
だけど、今は休職期間をいたずらに伸ばすことはしなくてよかったと思った。正直給料は働かずにもらえる傷病手当金のほうが多いくらいだったから、経済的にはメリットはなかったけれど、無事社会に戻れたという自信がメンタルの回復を加速させてくれた気がする。
復職の診断書をもらった辺りは、もう元気だと思っていたが、今思うとストレスが完全に0な状態であり、グラフでいうと平行線という感じだった。働き始めてからは、体力的には疲れるものの、メンタル的には上向きになっている。
これは人によると思うんだけど、なんだかんだ労働はクソと思いながらも、人間は社会に属しているほうが安心する生き物なんだなと思った。会社の同僚の人と、ランチに行ったり雑談したり、ちょっとしたことに感謝されたり、些細な社会とのつながりが日々の刺激になるし、ちょっと大げさだけど、自分の居場所として感じることができる。
まあ会社以外に居場所があれば、無職だろうが何だろうが、いいのだろうけど、結局小中高大と過ごした中で一番の居場所となったのは、一番時間を過ごす学校だったように、長く時間を費やす会社で居場所があるかどうかは大きくメンタルに影響する。
一方で、会社の居心地の良さは友情でつながっていた学生時代と違って崩れやすいことも重々承知している。できれば別のコミュニティにも属せると、よりメンタルが安定するだろうけれど、大人になってから、大学のサークルのようなコミュニティを見つけるのはなかなか難しい。(友人は友人であり、コミュニティと異なる)
まあ何はともあれ、想像していたよりもずっと良い展開だった。復職前日、やっぱりやめますと悩んだし、何度も会社の夢を見たけれど・・・。今思うと、その不安に耳を貸しすぎずに、なんかビビってるなとどこか俯瞰してみたり、その不安と真面目に向き合い過ぎなかったのはよかったとかもしれない。何となく棚置きしておいて、実際に困ってから考えよと寝るのがオススメだ。(不安なときはそれができないでグルグル考えちゃうから難しいけどね)
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