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来年は、どんな自分に出会えるだろうか。
23時。もうすぐ3歳になる息子と夫が眠りにつくと、布団を抜け出して部屋を出る。
もこもこしたボーダー模様の靴下を履いて、パジャマの上には、ふわふわした白いフリース素材の部屋着を着込んだ。床の冷たさが、靴下越しに伝わってくる。足早に階段を上った。
2階にある私の作業部屋には1人用のこたつがあって、夜に仕事を進めたい時は、私はいつもここに来る。
息子を寝かしつける前に、エアコンとこたつの電気は入れておいたから、部屋は暖まっている。iPadをパタリと広げ、SNSのチェックをしたり、今後の仕事についてアイデアを書き出してみたりする。
窓の外には、雪がちらついている。
「ああ、今年ももう残り2週間か」
壁にかかったカレンダーには、息子の落書きを消した跡がある。思えば、あっという間の1年だった。去年の今頃、私は何をしていただろうか。
「そろそろ働きたい」と、求人票を眺めていたんだっけ。
今年は、変化のめまぐるしい年だった。コーチングを学び直し、パートを始め、すぐに辞めて、さわらぎ寛子さんの「言葉で仕事をつくる」文章構築アカデミーに参加した。7月には開業届を出し、今は継続して関わってくださるクライアントさんがいる。おかげさまで、収入も増えてきた。
「みほさんに向いてそう」
知人にグラレコを紹介されたのも、今年だった。今ではそれが仕事になっているのだから、人生、何が起こるかわからないものだ。
Twitterを開いてみる。
「来年のスケジュールを立てよう」
「自分の本当にやりたいことをやろう」
同じように起業をしている人たちの言葉が、タイムラインに流れてくる。
「ああ、今この瞬間にも、同じような時間を過ごしている人がいるんだ」
絵画制作で散らかった流し台の上を片付けて、絵の具や筆を整理すると、時計はもう0時を回っていた。指先が冷たくなっている。
来年は、どんな自分に出会えるだろうか。
どんな人と、どんなふうに関わっていけるだろうか。
「さあ、そろそろ眠ろう」
こたつの電源を切って、そっと、足音を立てないように階段を降りた。
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Atelier Minhoanでは、「変わっていく自分が楽しみになる」グラレコセッションや、絵画制作、イラスト制作、集客用画像制作をしています。
グラレコセッションとは、クライアントさんの話したことをじっくり聞いて、絵と文字で可視化し、思考整理をお手伝いするものです。
質問やフィードバックを受けることで、思考が整理されます。それにより。行動に優先順位がつけられるので、自分にとって重要なことから取り組むことができるようになるのです。
継続的に自分の気持ちや考えをアウトプットする時間を持つことで、「今は、〜のためにこれをしよう」「半年後のために、この考え方も大切だ」と、長期的・短期的な目標を都度確認したり、毎日を振り返って自分を俯瞰することができるようになります。
やることがたくさんある経営者の方、個人事業主の方に、「セッションのおかげでタスク整理もできるし、仕事のリズムをつくることができる。話し相手がいることで、思考整理もできて助かっている」と好評です。
グラレコセッションにご興味のある方は、Atelier MinhoanのWebサイトをご覧ください。
もっと詳しく知りたい方は、Atelier Minhoan Webサイトをご覧ください。