[GBA:2] ゼルダの伝説ふしぎのぼうしと私。
私は「ゼルダの伝説」が好きだ。
最新作の「ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム」もガッツリ遊んで満喫したばかり。
そんな私にとって「ゼルダの伝説ふしぎのぼうし」は当然の如く遊んで然るべき一作なのであった。
この記事では「ゼルダの伝説ふしぎのぼうし」の感想を綴る。
以降、「ゼルダの伝説シリーズ」をサブタイトルで呼称する。
ゼルダの伝説ふしぎのぼうしとは
2004年11月4日に発売された「ふしぎのぼうし」は「ふしぎのきのみ」から続くカプコン開発の携帯機向けゼルダに名を連ねる作品だ。
当時からカプコンが好きだったので
「好きなゲームの新作を(任天堂以外の)好きなメーカーが開発している!」
という事実に無駄に胸をときめかせていた気がする。
「ふしぎのぼうし」の語るべきポイントは「ドット絵で描かれた最後の2Dゼルダ」というところだろう。
美しいドットで描かれたキャラクターがコロコロと可愛らしい動きを見せてくれる点は「ふしぎのぼうし」の大きな魅力の一つである。
「ふしぎのぼうし」ではリンクが魔法の力で小さくなり小人の世界を冒険する。
小さくなることにより普段は気にも留めない雨粒や害虫の動きに悩まされるのも楽しい。
余談だが賛否両論(どちらかと言うと否が多い印象)だった「風のタクト」の猫目リンクも、「ふしぎのぼうし」では否定的な意見を見かけなかったように思う。
トゥーン調に否定的だった「時のオカリナ」ファン達も2Dゼルダには猫目リンクが合っていると判断したのだろうか?
「ふしぎのぼうし」の世界観には特別オリエンタルな要素などないが、爆風の表現などに「風のタクト」の名残が感じられるところも良い。
携帯機向けのコンパクトなゼルダ
グラフィック表現は非常にレベルが高い。
気になったのはボリュームと謎解きの難易度か。
「ふしぎのぼうし」にはメインコンテンツとなるダンジョンが6個しかない。(ラストダンジョン含む)
他のゼルダシリーズから想像するボリュームの7割くらいでエンディングを迎えることになる。
また、携帯機向けで低年齢層を意識したのか、謎解きの難易度も易しめ。
大人がプレイするには少々物足りない。正直、私もそう感じた。
ただ、私がゼルダ慣れしすぎていて感覚が麻痺している可能性も否めない。
携帯機向け作品であるならば手軽さを重視すべきだし、プレイヤーの年齢層も据え置きよりは低く見積もって然るべきだろう。
大人にとっては物足りないかもしれないが、「ふしぎのぼうし」は2Dゼルダらしさがコンパクトに凝縮された良作だ。
「ふしぎのぼうし」を終えて
「謎解きが優しい」とか言いながらラスボスの倒し方を忘れていて死んだのもいい思い出だ。
「夢島リメイク」もいいが、ドット絵の2Dゼルダ新作も出てくれないかな〜というのが「ふしぎのぼうし」をクリアしての一番の感想かな。
やはり上質なドット絵からしか得られない栄養分がある。
「クリプト・オブ・ネクロダンサー」?あれはあれでいいけど別物だから・・・
さぁ、次のゲームへ行こう。
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