[GBA:6] 星のカービィ鏡の大迷宮と私。
娘と一緒にキャラクターグッズショップを訪れた際、以前よりも「星のカービィ」グッズが増えている気がした。
しかも全体的にパステルカラー寄りで、可愛らしさを全面に押し出している。
あれ!?お前そんなんだったっけ?昔のアニメとかすげぇカオスじゃなかった?
と、上京して垢抜けた旧友と再会したような感覚に陥った。
という訳で今回は「星のカービィ鏡の大迷宮」の感想を綴る。
(以下、「星のカービィ」シリーズをサブタイトルで呼称する)
星のカービィ鏡の大迷宮とは
2004年4月15日に発売されたシリーズ第8作。
「星のカービィ」や「スマッシュブラザーズ」の生みの親・桜井政博さんが携わった最後の作品でもある。
最大の特徴はタイトルにもなっている「大迷宮」。
「星のカービィ」は基本的に独立したステージをクリアしていくゲームだ。
しかし「鏡の大迷宮」では各ステージが有機的に繋がっており、「大迷宮」を形成している。
マップをしっかり見ながら進まないと間違いなく迷うし詰む。
そしてもう一つの特徴は4人同時プレイに対応している点だ。
4色のカービィがわちゃわちゃしているのは単純に見ていて楽しい。
・・・まぁ、一緒に遊ぶ友人のいない私は4人同時プレイなどやったことないのだが。
しかし心配はいらない。
一緒に遊ぶ友人がいない場合、残り3人のカービィはCPUが操作してくれるのだ。寂しくなんかない。
カービィでメトロイドヴァニア?
「鏡の大迷宮」についてネット上では「スーパーデラックス」の「洞窟大作戦」に近いという意見をよく目にした。
それはそれで同意するのだが、個人的には「メトロイドヴァニア」に近いとも感じている。
「メトロイドヴァニア」とは「メトロイド」や「キャッスルヴァニア」に近い作りの作品を指す言葉だ。近年のインディーゲーム界隈で高い人気を獲得している。
大まかな特徴としては
ステージが全て繋がっている
探索要素が重視されている
キャラクター強化に伴い探索範囲が広がっていく
といったところか。
比較的コアゲーマー向けのジャンルというイメージがある。
「鏡の大迷宮」が上記のすべてを満たしている訳ではない。
しかし1と2の要素があり、特定のコピー能力でのみ進行可能なルートが存在するところなどにメトロイドヴァニアっぽさを感じた。
見た目に反する骨太アクション
可愛い見た目に反して歯応えのある難易度も印象深い。
そもそも適当に進んでいては迷ってしまい永遠にクリアできない。
マップの繋がりを意識して必要なコピー能力を特定の場所まで運ぶ必要がある。
プレイヤーの年齢次第では詰みかねない。
その上、後半のボスが結構強い。特にラスボス。
ラスボス戦は連戦に次ぐ連戦の上、死んだらまた第1形態からとなる。
正直かなり辛く、CPUたちの活躍を祈りながらマスターソードの体当たり(無敵)を繰り返すという情けないプレイをしてしまった。ごめんみんな・・・
星のカービィ鏡の大迷宮を終えて
結果的にはチキンプレイの末の辛勝ではあるが、マップと睨めっこしながら進める「鏡の大迷宮」も非常に楽しめた。
何より、久々に遊んだドット絵カービィの動きがとてもよかった。
ニンテンドーDSの作品も遊び直そうかな。
でもボタンが思ってる配置と違ってて、いちいち戸惑っちゃうんだよなぁ・・・
さぁ、次のゲームへ行こう。