[GBA:19] リズム天国と私。
ここ最近、娘と「太鼓の達人」をよく遊ぶ。
初プレイ時こそ辿々しいものだったが、今や堂々たる叩きっぷりだ。
親バカではあるが、リズムを掴むのが上手いように感じる。
なればこそ、父として娘に無様な姿は見せられない。衰えたリズム感を鍛えねば!
と言う訳で今回は「リズム天国」の感想を綴る。
リズム天国とは
2006年8月3日発売の「リズム天国」は任天堂最後のGBAソフトだ。
2006年と言えば携帯ハード市場はDSvsPSPへと移行していた。
その最中にGBAで発売された「リズム天国」だが、ユニークな内容からスマッシュヒット。
DSやWiiでも続編が作られシリーズ化している。
特にDSの「リズム天国ゴールド」は191万本と大ヒットしたのでプレイした人も多いのではないだろうか?
ジャンルは音楽ゲーム(正しくは「ノリ感ゲーム♪」)で、タイトル通り「リズムに乗ること」が重視されている。
私の主観だが、所謂「音ゲー」は判定ラインに流れてくる譜面に合わせてボタンを押すタイプが多いと思う。
音ゲーの元祖「beatmania」や娘も大好きな「太鼓の達人」、最近(最近か?)だと「シアトリズム ファイナルバーライン」などがこのタイプに該当する。
対して「リズム天国」は画面上に判定ラインや譜面が表示されない。
あくまでも耳で音楽を聴き、リズムに乗ってボタンを押すことを求められる。
このリズムに対するこだわりはプロデューサーであるつんく♂氏のこだわりなのだそうだ。
私はプレイ中にクレジットされるまでつんく♂氏の関与を全く知らなかった。不勉強で申し訳ない。
シュールでナンセンスな世界観
「リズム天国」は全40ステージ。
それぞれ異なる楽曲とグラフィックが用意されており(一部、既存ステージの高難易度版やリミックスあり)、そのシュールでナンセンスな世界観がクセになる。
例えば
「タマネギに生えてくるヒゲをリズムに合わせて抜く」
とか
「壁の隙間からお化けを弓矢で射抜く」
とか
「忍者になって飛んでくる矢からお殿様を守る」
など。
タマネギのヒゲを抜くゲームなど初見時は「なんじゃこりゃ!?」と思ったが、意外にもリズムに乗ってヒゲを抜くと気持ちよかった。
ヒゲを抜く瞬間に軽い振動があればより最高だったに違いない。
あるいはWii版「みんなのリズム天国」では震えたりするのだろうか?
我が家にはWiiを遊ぶ術がないため悔やまれる。
手放すべきではなかった。新作をやりたい。
このシュールな世界観はもう一人のプロデューサー坂本賀勇氏率いる開発チーム由来と思われる。
というのも、「リズム天国」開発スタッフは任天堂が誇る屈指のバカゲー「メイドインワリオ」を手がけているのだ。
この事実も今回遊んだ折に調べて知った。つくづく不勉強であった。
「メイドインワリオ」も未プレイなので、近いうちにプレイせねば。
「リズム天国」を終えて
全ステージパーフェクトクリア!を最初は目指していたが、リズム感と反射神経の衰えたアラフォーおじゲーマーには土台無理な目標だった。娘に音ゲーで勝てなくなるのもそう遠くない未来だろう。
最終的には全ステージハイレベルクリアで妥協した。
最後まで苦戦したのは割と序盤のステージ2-2「ゐあいぎり」である。
最後のローテンポ&霧&敵2匹がなかなか斬れず。。。
お気に入りはステージ1-3「マーチャ」。
高難易度版も含めてグラフィックがとても可愛い。
手軽に愉快なゲームをやりたいなら、是非おすすめしたいタイトルだ。
さぁ、次のゲームへ行こう。