「非常宣言」という映画を見た
連休中にレンタルビデオ店で見たことがない映画をDVDで借りて見る。それが我が家独自のルールになりつつある。
今回は韓国の映画、「非常宣言」を見ることにした。
簡単なあらすじ。
主人公は娘と一緒にハワイ行きの飛行機に乗る。
離陸後に起きるバイオテロ。
テロを起こした犯人の要求は、“この飛行機に乗った人は全員死んで欲しい”というものだった。
もう1人の主人公である刑事は、韓国での不審な遺体を捜査していくうちに、ハイジャックバイオテロが起きたことを知る。その飛行機には奥さんが乗っていた…。
2人の主人公は、上空で・地上でこのテロにどう立ち向かうのか!
ハイジャックにバイオテロ…。
おそろしい組み合わせだ。
この映画が韓国で公開されたのは2022年。
コロナよりもかなりひどいウイルスが広まったら…。
今どきと言えば今どきな内容の映画である。
映画でしょ?って思うかもしれない。
しかしもし実際にこんな事が起きたら、乗客は、乗務員は、政府は、警察は、世論はどんな反応になるかが、リアルに表現されていると私は思った。
着陸させるか否かのシーンは、2020年のダイヤモンド・プリンセスを思い出させるものだった。
もし感染が広まったらどうするのか、誰が責任を取るのか。そうこう議論していくうちに命は危険にさらされている…。
ある程度の解決策が出たとしても、果たしてこの方法が“正しかった”のか?そんな議論がなされる。
この映画を見て、ハイジャックバイオテロに巻き込まれた人、その家族、政府や警察、世論、それぞれの視点からの主張や気持ちが伝わった。
さらに100%正しい答えなんて存在しない。ということもよくわかった。
たまたま巻き込まれた人たちは、恥だとか迷惑をかけると思わなくてもいい。そうも感じた。
………まぁ、昨日コロナ陽性になった私には本当にタイムリーすぎる映画になった。
P.S.お薬のおかげでだいぶマシになりました。
家で甲子園見たり、パズルやったり、ラインで後輩に指示を送ったりしながら休みます。
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