見出し画像

15年くらい買おうか迷ったものを買った話

私は高校〜大学生の時にあるキャラクターにハマった。靴下にゃんこである。

リラックマと同じSan-xのキャラクター。
最近は商品展開されていないみたいで、リラックマストアに行っても商品を見つけることができない。

そんな私がドハマリした時から気になっていた商品が靴下にゃんこの掛け時計だった。
学生時代は掛け時計は高価な気がして、「引っ越した時からあるプーさんの掛け時計で充分。」と、なかなか手を伸ばせなかった。

社会人になると、買うお金はあるけど買ってどうするのだ、基本リビングにいるのに必要なのか。という気持ちが勝った。

ずっとずっとある田舎の文房具屋さんのSan-xコーナーに、これまたずっとずっとある靴下にゃんこの掛け時計。店長目線からすると、あれは“長期在庫”なるものになってしまっていた。

ここ2年で断捨離をしていて、理想のマイルームを目指しているとき、私の理想のマイルームの壁には、靴下にゃんこの掛け時計が掛かっていた。
別に絵に描いたわけではない。でも頭の中に何度描いても描いても、靴下にゃんこの掛け時計があるのだ。

まだもう少し手入れしたいけど、ある程度お部屋スッキリした。このタイミングで靴下にゃんこの掛け時計を買おう!
そう思えたので、文房具屋さんに行くことにした。

子どもの頃から変わらない風景、でも確実に店頭の商品は変わっている。そして私はずっとずっと同じ場所にある商品に手を伸ばした。
購入まで実に約15年かかった。
おそらく私が帰った後、「おいおい!長期在庫の掛け時計が売れたぞ!!」と少し騒ぎになったことだろう。

電池を入れて動作確認。動くかドキドキした。
無事動いた時計。長年店頭にあったせいで印刷が若干変色していたけど、掛ければ全然わからないし、それすら愛おしかった。

腰部分が振り子で動くんです。

理想のマイルームにぐっと近づく役割をした靴下にゃんこの掛け時計。ずっとずっと前から私の頭の中にあったのに、こうやって実際かけるといい買い物だったなぁとしみじみした。
これから一緒に過ごそうね。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?