小説『モールスオーパーツ』第2話「私に着いてきて」※イラスト付き
高校三年生の梶野秋は、突如として怪しい少女ー景文彩に話しかけられた。
しかし、秋は戸惑うままに彩から逃げてしまった。
何とか遠回りして実家に帰宅すると、流石に母親には怪しまれたが。
「普段と違うルートを散歩していたら帰りが大分遠回りになった」と説明すると、22時過ぎだったこともあって勘当は免れた。
一息ついたのも束の間、自室のベッドに入ると、非現実な出来事が目の前で起きたことに何となく心がザワザワしていて。
でも、明日を迎えることは間違いから、とにかく、目を閉じるしかなかっ