【Audibleレビュー010】モーターショーにコンパニオンがいるのはなぜ?に答える本
*この【Audibleレビュー】記事では投稿時点で【Audible会員プラン聴き放題対象タイトル】で視聴できる書籍を紹介しています。さらに、この書籍はAudibleの他に書籍版やKindle版も利用できます。
●どんな本?
佐藤耕紀著「今さらだけど、ちゃんと知っておきたい『マーケティング』」は、マーケティングの基本を楽しく、分かりやすく教えてくれる一冊です。ものすごく簡単にいえば、「マーケティングって何?」という基本的な疑問から、「なるほど、そうやって商品を売ってるんだ!」という驚きまで、すごく分かりやすく教えてくれる本です。
著者は防衛大学校の准教授で、そこでマーケティングの授業もしています。アメリカ発祥のマーケティング理論を日本の事例で「翻訳」して説明してくれるので、非常に親しみやすい内容といえるでしょう。
特徴の一つは、わかりやすい図解ページを使って、複雑なマーケティングのテクニックや理論を簡単に説明してる点です。なお、Audible版では目次からPDFファイルを参照できます。また、「セグメンテーションとターゲティング」や「影響力の武器」など、難しそうなマーケティング用語も具体的な事例を挙げて解説されているのです。
具体例としては、スーパーで見かける野菜の束ねるテープの色や、日高屋のコバンザメ的店舗戦略など、日常生活でよく見かけるものがどのようにマーケティングされているのかについて気付かされます。
Audibleなら2.2倍速にすれば5時間57分が、約2.5時間強で一気に耳から情報収集できます。
なお、この本のAudible版価格は¥3000です。
ところが、投稿時点で【Audible会員プラン聴き放題対象タイトル】なので、【30日間無料体験キャンペーン】に登録するとすぐに楽しめます。
●どんなひとにおすすめ?
マーケティングに興味があるが、基本から学びたいひと
経営学やビジネスに関連する授業や仕事をしているひと
日常生活で見かける商品やサービスに、なぜそうなっているのか興味を持つひと
アメリカのビジネス理論はちょっとわかりにくいと感じるひと
シンプルで具体的な事例で学びたいひと
●何が学べるか?
マーケティングの基本概念とキーワード
日本の企業や文化に合ったマーケティングの方法
商品やサービスがどのように設計され、販売されているのか
「セグメンテーションとターゲティング」などの専門用語の意味
自分のビジネスや生活に役立つマーケティングのテクニックと考え方
●このレビュー筆者の感想
マーケティングの考え方についての非常にわかりやすい事例が満載なので、Audibleで聴いていても、とてもよくわかる本です。例えば、大学のマーケティングのテキストを読む前と、一通り学んだ後に、このAudible版を聞くとマーケティングについての理解が深まることでしょう。
文中で引用される、ジブリの鈴木敏夫、デザイナーの佐藤可士和、セブンイレブンの鈴木敏文などの著名人のコトバも心に刺さります。
さらに、商品の売り手がどのように買い手を囲い込もうとしているのか、その手法のリストアップが秀逸です。とくに第2章の「マーケティングの心理学」の部分では、ロバート・B・チャルディーニが書いた説得のための『影響力の武器』(2014)が紹介されています。知らないうちに自分の買い物ゴコロが売り手によって操作されていることがわかると、賢い消費者になれるはずです。
ちなみに、モーターショーにコンパニオンがいるのは、行動心理学の「連想学習(連合学習)」という概念で説明(lesson 2-8)されています。
●目次
第1章 ざっくりと全体像を知る「マーケティングの基本」
第2章 お客のココロを理解する「マーケティングの心理学」
第3章 Product(商品)どんな商品が売れる?
第4章 Price(価格)価格戦略のしくみ
第5章 Place(流通・立地)どうやってお客へ届ける?
第6章 Promotion(販売促進)どうすれば売れる?
●書誌情報(Amazon Kindle版商品ページ)
【Audible版について】
この本には、書籍版、KIndle版、Audible版があります。移動中や、ながら聞き、または寝る前などのインプットには書籍版やKindle版よりも、耳で聞くAudible版のほうがおすすめです。まだ体験したことがない方はぜひ。
なお、この本のAudible版価格は¥3000です。
ところが、投稿時点で【Audible会員プラン聴き放題対象タイトル】なので、【30日間無料体験キャンペーン】に登録するとすぐに楽しめます。
Amazon Audibleの魅力については次の記事もご参照ください。
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