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タイプロ(timelesz project)にハマった理由を書き残しておく
timelesz projectの放送が終わってもう1週間、まだ1週間。
ついにデビューメンバーが決まったタイプロ。Xのタイムラインを見ていても色んな感情が渦巻いているな〜と思う1週間でした。オーディション番組は賛否両論があってこそ盛り上がるもの。むしろそれがなければ話題にもなっていないわけで、タイプロという番組はしっかり成功したんだろうな〜と感じています。最初からずっと“燃えていた”プロジェクトでしたね(いろんな意味で)。オタクも視聴者も、候補生も、そしてtimelesz自身も、みんな熱くなれたプロジェクトでした。
私自身、女性アイドルのオーディション番組は見ることがあっても、男性アイドルやそのオーディションにここまで熱が入ったのは初めて。なんでこんなにハマったんだろう?と三次審査あたりから考えていたんですが、せっかくなので自分なりに整理しておこうと思います。
結論としては、「建て付け」の妙が大きいのですが、オーディション番組やアイドルそのもの、女性・男性アイドルの違い、日本と韓国の事務所の違い……など、いろんな視点をごちゃ混ぜにしながら書いていきます!ゆるっと読んでもらえたら嬉しいです。
timelesz projectへハマれた理由
1. timelesz(Sexy Zone)にうっすら興味があった
これまで男性アイドルグループに深くハマることはなかったのですが、Sexy Zone(現timelesz)は気になっていた時期がありました。特に2014年頃から中島健人のキャラクターや松島聡の雰囲気には惹かれるものがあったんですよね。
ただ格差売りや活動の不安定さ等もあって、うまくグループ全体にのめり込めることはなく……。それでも2018年頃なんかは特に「この5人は国民的アイドルになれるポテンシャルがあるのでは?」と考えていました。
だからこそこのグループの行く末を知りたいと感じたんだと思います。
2. 古参になれる可能性
どうせオタクをするなら、できるだけ古参になりたいじゃないですか?
スタエンは基本的にジュニア時代から推している人が多く、メディア露出が多くなってから見つけて応援し出す、だと新参者として入ることがほとんど。
でもタイプロなら(もちろん候補生の前世からのオタクはいますが比較的少ないですし)ほぼゼロからのスタートなので「古参になれるかも!」というワクワク感がありました。
3. 年齢層が高い
これが一番ハマった大きな要因かもしれません。
タイプロはオーディション番組としては珍しく、参加者の年齢制限が18〜30歳と高めに設定されていました。
意識していたわけではないのですが、私は10代のアイドルを推したことがなく……。若さが消費されてしまっているように感じたり、どこか申し訳ない気持ちになったりしてしまうんですよね。幼さを感じると、そのセンサーが働いてしまうというか。
その点タイプロはある程度の経験や個性を持った人材が多め。人生の酸いも甘いも知った上で「アイドルになりたい!」と集まった人たち。だからこそ、安心して応援できました。
4. 垢抜けし終わっている(全員ビジュがいい)
3.とも関係しますが、同じ10代でも女性アイドルの方が垢抜けるのが早い印象があります。一方男性アイドルは「デビュー後の垢抜けがすごい!」みたいなバズり方をすることが多い印象で、オーディション段階で完成されている割合はそこまで高くない気がします。
私は垢抜け前の姿を知ってしまうと沼りきれない!というワガママな性格でして💦(沼ってからなら多分大丈夫なのですが)
その点、タイプロは自分の魅力を引き出せるビジュを一通り試し終えたであろう20代中盤〜のメンバーが比較的多かった気がします。例に出すと、特に橋本将生は前世時代の茶髪よりもタイプロの黒髪センター分けが似合っていて、ビジュアル仕上がっているな〜と目を引きました。
あとは、スキルが最重要視されるわけではないため、ビジュアル的にも魅力的な候補生全員が多かったということもあるかも?
とにかく非常に見目麗しい候補生が多くて助かりました🙏
5. ナチュラルさ
いわば「人間そのものの自然な魅力を引き出すスタンス」と言いますか。
K-POP的な、若いのに大人っぽい、完成度の高さに惹かれていた時期もありましたが、韓国系事務所のやり方に違和感を覚えることもありました。コンセプトありきで人を型にはめていくスタイル、体型など厳しく管理される文化。整形を推奨されることもあるとか、ないとか…?(HYBE鼻という言葉があるくらいですし)。
一方、日本ひいてはスタエン(君臨していた時代が長いですからね)は、ある種の子供っぽさ、年齢を重ねた上での人間らしさが魅力とされる気がします。
タイプロもまさにそのスタンスで、候補生それぞれの「人間らしさ」を引き出す方向性を番組の演出からも感じました。「殻破れよ!」という言葉は、ただスキルを見せるだけでなく、自分の内側にあるもののを解放を求めていたし、佐藤勝利が私の推し鈴木凌にかけた「ナチュラルな凌が見えた」というフレーズは、最大級の賛辞だったと思っています。
その人自身の魅力を大切にする、日本のアイドルスタンスの象徴、タイプロの中でも特にそれを感じたきっかけは、浜川路己くんでした。
K-POPの世界で約3年練習生をしていたらしいロイくん。韓国のトレーニング環境は圧倒的なスキルを生み出す一方で、ナチュラルな個性の表現を抑え込まれていた可能性もあると想像します。「正解を出さなければいけない」「間違ってはいけない」という強迫観念を植え付けられるといいますか…3次審査GREENで「ガッ」を練習していたとき、NOSUKEさんに指導されながら手が震えていたロイくんが忘れられないのです。
Xで「彼は殻というより檻に入っていた」と表現していた人がいて、まさにそうだったのかもしれないと腑に落ちました。
殻よりもっともっと分厚い何かがあった。だからこそ、ロイくんがタイプロを経て「自分をさらけ出すことが怖くなくなった」と言ったこと。檻を抜け出し、新たな可能性を見出していく過程。舞台で彼が自分を解放し、素の魅力で羽ばたく姿には強く惹かれました。
また最終的にデビューメンバーが決まるまでグループのコンセプトが見えなかったことは審査基準等の批判も生んだでしょうが、このスタンスと共通しているとも感じました。
コンセプトありきでスキル・ビジュがハマる人を探したり、もしくは候補生を型にはめに行くのでもない。
「誰とやりたいのか?」「その人自身の持ち味をどう活かすのか?」「そうしたらどんなグループになるのか」
タイプロの枠組みのなさは、アイドルの多様な在り方の可能性を改めて感じました。
とはいえ私がtimeleszを応援できるかどうかはわかりません。
でもタイプロがここまで盛り上がったからこそ、個性を最大限に活かせるアイドル環境が世界でもっと増えてほしいなと願っています。
おわりに
当たり前っちゃ当たり前なんですけど、母国語で視聴できること!これは大きかった。リアルタイムで一緒に盛り上がれる仲間が多くて楽しかった〜。
加えてプラットフォームがNetflixやYouTubeとその道の王道だったこともポイントでした。あとananも雑誌の王道だしね〜✨
過程に色々思うことはあれど、候補生の知名度を確実に上げてくれたタイプロには感謝ですし、スタエンが新たなオーディションの形を切り拓いてくれたことにありがとうと言いたいですね。
続いてタイプロへの感謝(主に推し絡み)も書き残そうかと思ったのですが、長くなるので次の記事に回します!それではまた🙌