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Photo by
narukuni
お墓参り
昨日、早起きしてお墓参りに行ってきた。
朝6時に家を出たけど、お墓着いたらすでに暑かった。
この時期のお墓は雑草がたくさん生えてるから、まず草引きをしないといけない。
日当たりがいいからノビノビ育った草を引きながら、「わたしが死んだらお墓はどうなるんだろう?」って思った。
うちは、姉も母もお墓参りはしない。理由はわからない。父と仲が悪かったわけじゃないから、単に面倒なんだろうと思う。
父方の親戚との交流はほとんどないから、この先、姉の子どもがお墓の面倒を見なければ、無縁仏になってしまうのかもしれない。
わたしは死んだらさっさと成仏するつもりだし、お父さんもおじいちゃんも成仏してると思うから、お墓がなくてもいい気がするけど、それではなんだか寂しい気もする。
そんなことを考えながら草を引き終え、花を変えて、お墓に手を合わせて「いつも守ってくれてありがとう」って心の中でお礼を言った。
普段、お父さんやおじいちゃんに守ってもらってるとか考えることはないけど、たぶんいっぱい守ってもらってるんだろうなぁって思う。
そう思うと、一人じゃない気がして少しホッとした。
お墓って、亡くなった人のためにつくるものだと思うけど、ほんとは、生きてる人がご先祖さまに守ってもらってるのを、気づかせてもらうためにあるのかもしれないなぁと思う。