チ。にハマる
「チ。-地球の運動について-」はずっと気になっていたけど、アニメが始まる前、声優の津田健次郎さんがアフレコされている動画を見て、異端審問官のノヴァクが怖すぎて見るのを躊躇っていた。
津田さんのノヴァク怖い。
それでもアニメの評価が凄すぎて、「見ないと後悔する!」って思って意を決して見ることにした。
その時無料で見られるのはWebの漫画だけだったので、最初の方は漫画で読んで3話からAbemaのアニメで見たけど、3話のラストに衝撃を受けて、すっかりこのアニメにハマってしまった。
ネタバレあります。
作者の魚豊(うおと)さんは哲学を勉強していたというだけあって、セリフの一つ一つがとても哲学的で、見たあと深く考えさせられる。
3話の「不正解は無意味を意味しない」というセリフはとても印象的だった。
正解かどうかより、この行動が、自分にとって意味があるかどうかが大事なんだと言ってるんだと思った。
ここでまさか、主人公だと思っていたラファウが自殺するなんて思ってなかったから、ほんとにびっくりした。主人公は人ではなくて「想い」なんだと認識した回だった。
4話の「この星は天国なんかより美しい」。このセリフもとても好きだと思った。
鬼滅の刃で、縁壱さんが「世界は美しい」って言っていたのがずっと頭に残っていて、あんなに悲惨な経験をいっぱいしてきたのに「美しい」って言える心境ってどんなだろう?って思った。
わたしは霊感もないから天国があるかどうかはわからないけど、きっと、死後の世界はこの世界の延長だと思っていて、「世界は美しい」と思って生きていたら死後もそんな世界で、「世界は残酷だ」って思っていたら死後もそんな世界なんだろうと思っている。
要するに、天国は決まっていなくて、人の「想い」が作っているんじゃないかと思う。
もし今、地獄のように辛い状況だと思っていても、救いは必ずあって、その救いに目を向けることで、見えてる世界が一変することもあるんじゃないかと思う。
どんな状況でも、目を向ける事柄次第で天国にも地獄にもなるということだ。
この先が気になり過ぎて漫画を読もうか迷うところではあるけど、とりあえずアニメで追って、アニメが終わったところから漫画で読もうかと思ってる。
何にしても、アニメの作画がとてもいいからアニメを楽しみにしたい。
アニメの星空はとても美しくて、「地球って綺麗なんだなぁ」って思って何度も見返してしまう。わたしの家からは、あんまり星空って綺麗に見えないけど、自然が豊かなところだともっと綺麗に見えるのかもしれないなぁ。
オープニングのサカナクションもヴィンランド・サガっぽくていいけど、わたしはエンディングのヨルシカが好きだと思う。
綺麗な星空と綺麗な歌声がよく合う。
とはいえサカナクションもいい。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?