音楽の癒・そしてルートレスはBach・心に深く、そんなJazz
ただ、そこにいて、流れる涙はそのままに
いかっていた自覚すらない肩がやわらく、なすすべもなく。何にかわからないのに「観念」したように。
派手さは決してないのですが、心に深くささって問いかけて 寄り添ってくる。いいんだ、そのままでBut Keep going。
そんな昨夜でした。
プリンストン大学コンサーツという企画があります
毎年大学構内の講堂で行うクラシックベースのコンサートの数々です
教養大学の要素が強い大学ならではの企画
そこで、
コロナ渦があけようとしているけれど、
そのトラウマはみんな抱えている
一緒に乗り越えようというメッセージが伝わる企画
Healing with music 音楽で癒
Fred Herschというクラシック色がとても魅力的なジャズピアニストのコンサートに昨日行ってきました。
ホールはいつも私自分の合唱の定演で立っているホール。
テーマは、癒やし、瞑想(メディテーション)
私はそんな遠くない昔、Fredの演奏を聴いて、びっくりしてしまいました。とりこになってしまったのです。おそらく、一緒にステージにたっていた他のミュージシャンも結構名のしれたミュージシャンだったと思うのですが、吹っ飛んでしまいました。
美しく宇宙に心を連れて行ってくれる音楽のFred
音色とハーモニーから醸し出される人生とMindset
謙虚と素直
すべてのわだかまり、自分を信じるとはどういうことか
そんなことを、自分で答えをださせてくれる音楽
Program
“BREATH BY BREATH”
no Sati Suite 仏教をベースにFredが瞑想したときのSketch
Pastorale (この曲を聴くと、必ず「涙は流れるままに」になってしまいます
Valentine
Heartsong
Encore: So it goes
MUSICIANS
Fred Hersch Piano
Drew Gress Bass
Jochen Rückert Drums
Crosby Street String Quartet
いろいろ苦しくなったら
Fred Herschを聴いてみてください
😌
最後の観客とのQ&Aがありました
NYCのVillage Vanguardが一番ホームと感じるところ。自分の家のリビングのようなところだそうです
そして、最も影響を受けている音楽家は
Bach
即答でした
FredのルートレスハーモニーはBachから。
😇
わが町に来てくれて本当にありがとうって、心から。
以下、上記サイトの抜粋翻訳です
フレッド・ハーシュと今回の企画についての詳細
フレッド・ハーシュは「生きる伝説」(ニューヨーカー誌)
ゲイでHIV陽性の最初のジャズミュージシャンの一人でもあり、世界中で活躍する中、2008年にエイズに関連した昏睡状態に数ヶ月間陥った。
「昏睡状態(Coma)になってから、よりリラックスして、より深く、より直接的に自分の演奏とつながっているように見える。そこまで落ち込んだとき、私はまだ本当に終わっていないことに気づいたんだ。音楽家として、パートナーとして、もっとやらなければならないことがあったんだ」NPRの "Fresh Air "のインタビューより。
プリンストン大学の新しいシリーズ「Healing with Music」の一環で、プリンストン大学コンサーツに初登場し、音楽との深い関係について語った。コロナ渦で書いた9曲のオリジナル曲からなる組曲「Breath by Breath」を披露。これは、長年瞑想をしてきて、そこからインスパイアされたもの。
演奏と観客との対話を通じて、人生を肯定していく力を感じ、まさに音楽は癒やす力があるということの生き証人であり、限りなくインスピレーションに満ちた音楽家であるフレッドに導かれながら、一緒に感じていきます(感じるという言葉に対してbreathという言葉が使われています)
「ヒーリング・ウィズ・ミュージック」シリーズについて
人類は太古の昔から、存在し、耐えるための手段として音を利用してきました。コロナ渦中のトラウマから、コンサートホールに戻ってきた私たちは、病気や個人的な激変に直面したときの回復力を物語る3人のアーティストに、会話とライブを組み合わせたイベントで音楽の深い影響について学びます。