ニヤマな生活〜シャウチャ(清潔にする)編
ヨガの実践方法の八枝則(はちしそく。「し」は枝)のうち、土台となる「生き方を整える」ルール、ヤマとニヤマ。
ヤマは禁戒(すべきでないこと)、ニヤマは勧戒(やるべきこと)。
このうちニヤマのトップに来るのがシャウチャ(清潔にする)です。
この話を最初に聞いた時、「生き方の勧戒のトップになぜ清潔??」と謎でした。
なぜなら私は、掃除なんか人に任せてその時間をクリエイティブに使いたい。と思うくらい掃除嫌いだからです。クリエイティブうんぬんは詭弁です。
しかし、ヨガをやるうちに少し心境がかわりました。
例えば、家でヨガの練習をする時。
足の裏に米粒があるとバランスがうまく取れないとか、左右非対称になってしまうとか、身体の感覚で邪魔と感じるのです。
逆にいうとそれまで足の裏に米粒がつくことなんてまるで気にしてなかったんかい。
視線も同じで、アルダチャンドラーサナなどちょっとバランス崩れるとぐらついてしまうポーズのとき、超慎重に視線を徐々に上げる途中に、目の端にごちゃついた洗濯物とか自然に入ると「ブハ」となって足元から崩れ落ちちゃう感覚。
アーサナ(ポーズ)って、要は集中して瞑想していくための準備体操なので、土台となる場所が整頓されてないとどうにも安定しないのですね。ひいてはヨガ全てに妨げになるわけです。もちろん瞑想なんてできない。
そういう意味でパタンジャリ大先生は、シャウチャを1番に勧めたわけなんだろうなとガッテンしました。
てなわけで、今話題の床拭き掃除もしてくれるロボロックというお掃除ロボットを購入。
床もピカピカです。
親しい友人に話したら、
「ヨガとか集中とか瞑想とか熱く語る割に、最終的に掃除はロボットにさせるのな」と爆笑されました。
そう。万物の助けを得ることもヨガの心得。肩肘張らず行きましょ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?