ヨガで欲望のかたまりになる
ヨガ哲学にヤマ、ニヤマという教えがあり、その中に、不貪(アパリグラハ)というのがあります。
固執しない。欲しがらない。手放す。
ヨガを学び、わたしもアラフィフになってから病気やら色々なことを経て、「人生モノやお金じゃない。」「健康で楽しく暮らすのが一番」
と、悟ったつもりでいました。
ところが。
ラバに入って、ホットヨガ環境に慣れ始めると、いろいろなものが欲しくなってきました。
みんなが着てる可愛いウエア。
機能的なレギンス。
センスいいヨガマット。
レッスン中に水分補給するための水素水のボトル。
汗をかくためのサプリ。
ヨガ用品を入れるバッグ。。
とにかくこれでもかと欲しいものが出てくるわけです。
入会して分かったんですが、ラバさんはホットヨガという新しい文化と商業圏を作ったんですね。
そこでより楽しく暮らすには、いろいろなアイテムが必要になる。なくてもできるけどあるともっといい。
ウエア、ボトル、マットetc。
おしゃれなアイテムを手に入れることのできるスカーラというブランドも用意されてる。
毎月のように新作ウエアが発売される。
入会後3ヶ月の40%オフセールもある。
もうね、購買意欲を煽ってくるわけです(笑)!
シャワーのブースの中にも「今月の新作!」というヨガウエアの広告が貼ってあるその横に、「不貪」とかヨガ哲学のコラムが貼ってあったりして、まじでそういう矛盾も含めてラバのヨガワールド最高。
そもそも、ホットヨガって、燃料使って部屋を暑くしてその中で水飲んでヨガやって汗をかく、みたいに純粋なヨガ道からみるとムダなことしてるな、と思われるのかも知れません。
でもさー、ぶっちゃけムダって快楽なんですよね。
美食とかゲームとか芸能も同じで、なくても生きられるけど、それらがなくなるとなんか楽しくない。
ヨガをこのエンタメ欲求の領域に引き込んだのがホットヨガのすごいところなんだろうと思う。
結果的には、楽しみながらヨガの練習もできるので、ラバ最高。
この際、ヨガ道と欲望との間の葛藤や試行錯誤も楽しんでみようと思う。